いつも鈴鹿ポイントゲッターズをご支援頂き誠にありがとうございます。
この度、本日7月5日付でミラ監督が退任することとなりましたのでお知らせいたします。
尚、小澤司コーチ兼TDが暫定監督として指揮を執り、後任監督が決まり次第、改めてアナウンスさせて頂きます。
ミラ監督コメント
帰る時が来たので、私の人生で忘れられないものをここに残します。
3シーズンにわたり、鈴鹿ポイントゲッターズの目標を達成する為に歩みを止めることなく戦い続けました。
私に絶対的な信頼を示し、機会を与えてくれたクラブに心から感謝します。
私がここで示した努力が日本で夢を追い、それを叶えるために戦う多くの女性たちの励みになれば良いなと願っています。
クラブスタッフにも感謝を伝えたいです。日々のサポートをしてくれたテツとフェリペには特に感謝します。
最も多くのありがとうはサポーターの皆さんに。
いつも私は言っていました。
‘‘日本において一番素晴らしいことはあなたたちの存在‘‘
だと。
私が日本に着いた日からあなたたちがくれた愛情は計り知れません。
そして記者、メディアのみなさん。
私たちに注目してくれたこと、私たちの仕事ぶりを多くの人たちに発信して頂きありがとうございました。
最後に一緒に戦ってくれた選手ひとり、ひとりへ。
プロフェッショナルだったこと、私を疑わず信じてくれたこと、みんなの努力、そしてリスペクトに最大の感謝をします。
この壮大な冒険をするうえで、この国以上の国は見つけることはできなかったと思います。
ありがとう日本。
孤独はこの経験において最も過酷なこと。
その中でこの挑戦をここまで続けることができたのは、私を愛してくれたたくさんの支えがあったからです。
この年月が私を監督として、人としても成長させてくれ、そして今は帰る時が来ました。
今後は、再び、家族のもとに会いに戻り、抱きしめ、笑い、求め、愛したいと思います。
それは、遠く離れていては難しいことだったから。
ありがとう、鈴鹿ポイントゲッターズ。
代表取締役社長 吉田雅一より
まず何よりもミラ監督には感謝しかありません。
ミラ監督との出会いは奇跡に近いものでした。
JFL昇格が決まって間もない、2018年12月21日に初めてメールでコンタクトを取り、ほぼ二つ返事で、異国の地で、男子チームを率いる事にYesと答えてくれました。
1月14日には、スーツケース1つで一人飛行機に飛び乗り、セントレアに到着する情熱的で挑戦心のある、真のプロフェッショナルな監督でした。
その思いは今でも変わりません。
2019年はクラブもミラ監督も初めての経験が多く、苦戦を強いられましたが、JFLの残留に向けて、お互いの信頼関係の下、多くの困難を乗り越えてくれました。9月の松江シティFC、流経大ドラゴンズとの大事な2連戦を勝利することで、見事、初年度を残留に導いてくれました。
2020年は新型コロナの影響で、ハーフシーズンとなりましたが、変わることのない情熱と緻密な戦術で、チームを一気に5位まで押し上げて頂きました。
2021年もミラ監督に託し、J3昇格のかかる勝負シーズンに臨みました。
開幕6試合は4勝1分1敗と順調な船出となりましたが、ここ8試合は調子を落としておりました。
何とか浮上のきっかけを掴もうと、必死に色んな策を尽くしてくれました。
練習後には、事務所で相手チームを細かく分析しており、努力、諦めない姿勢、揺るぐことのない情熱は、いつまでも忘れることはありません。
6月26日のソニー仙台戦後に、監督から次の試合で負けたら責任を取り、チームを去る決意を伝えられ、クラブとしても了承いたしました。
チームは一つとなり、強い覚悟で奈良戦に向かいましたが、我々が望んだ結果は得られませんでした。本当に無念です。
ただ、このまま下位にとどまる事も出来ません。
チームが上昇するため、苦渋の決断をいたしました。
今回、ミラ監督と双方合意で契約終了となりましたが、本日までミラ監督が与えてくれた多大なる功績と、チーム・ファン・サポーターへの愛情に、感謝しかありません。
今後のミラ監督の活躍を心から願っております。
本当にありがとうございました。