いつも鈴鹿アンリミテッドFCを応援いただき誠にありがとうございます。
2019年シーズンも無事終了いたしました事をご報告させていただきます。
早いもので3月17日に開幕した第21回JFLも先日の12月1日のFC大阪戦をもって終了いたしました。
スポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆様、及び行政や関係者の皆様の支えがあり、無事に今シーズンを終えることができました。クラブを代表し感謝申し上げます。
思い返せば、JFL・Jリーグ史上初の女性監督であるミラ監督をリーダーとするチームは、第2節のテゲバジャーロ宮崎戦で初勝利を飾り、順調な船出となりました。
しかしシーズン序盤より後半に失点する悪循環から抜け出せず、夏場の4連敗で残留争いに巻き込まれました。
ただチームは空中分解することなく、チームが一丸となり、9月の流経大ドラゴンズ龍ケ崎戦、松江シティFC戦に2連勝し降格圏を抜け出し、11月以降は2勝3分と来シーズンに向けて希望の日差しが見られたと思います。
そして4連覇を果たしたHondaFCをはじめ、2位のソニー仙台、3位のFC今治に勝利を収めたことはチームにとって自信になったと思います。
来年度のJリーグ昇格は百年構想クラブ申請の関係から不可能でありますが、競技面でのJリーグ昇格基準である4位を目指し、これからチーム強化の着手を行います。
さて、先日リリースさせていただいた通り、来年度は変革の時期を迎えます。主要株主の変更及び、私を含む代表取締役の退任が決定しております。
退任の挨拶を先日のリリースにてさせて頂きましたが、改めて5年余ですが私、及びクラブに多くの叱咤激励を頂き誠にありがとうございました。
私が代表取締役社長に就任した際、ノーマーク社(当時スポプレ社)から5シーズンに限り、クラブの運営費の赤字分を全て補填するという契約を取り付け、2015シーズンから2019シーズン迄の5シーズンを全力で支えて頂きました。
そしてその契約は、今シーズンをもって満了となりました。また今後の株主に関しましても、本来であれば地元の企業様に引き継いでいただくことが理想であると考えておりましたが、度重なる赤字補填の結果、資本金が約1億円(準備金含む)と多額になってしまったため、新たな責任企業を見付けることが出来きず、結果ノーマーク社の社長にお願いし、個人で全て買い取っていただきました。
毎年のノーマーク社からのチーム運営費の補填額は、年間約3,000万円に達しています。そしてそれが来季から無くなります。今、我々が直面している大きな問題の一つが、この3,000万の穴埋めです。ノーマーク社からの金銭的な協力は今シーズンで終了しますが、少しでも早くクラブが一人立ちできるように残るメンバーが一丸となり、地域の皆様から多くのご支援を頂けるクラブを目指し精進して参る所存です。
また他にも将来のJ3昇格を目指しての百年構想クラブの再申請、J3基準スタジアムの確保、そして県民会議の議論の本質であるオール三重体制の構築(ヴィアティン三重等との連携・合併)など、多くの問題を抱えています。
現在、私が考える鈴鹿アンリミテッドFCの経営課題は次の3つになります。
①今後不足する3,000万円の確保(資金面)
②J3基準を満たすスタジアムの確保(ハード面)
③ヴィアティン三重等と合併し、J1が目指せるオール三重チームの確立(競技面)
この3つの大きな経営課題をどのように解決するか、私自身の解決案「オール三重プロジェクト」を現経営陣と何度も話し合いましたが、残念ながら賛同を得ることは出来ませんでした。私自身、社長業に対して気力、体力の衰えは微塵も感じておりません。
それゆえ必ずこの経営課題を解決し、来期以降、鈴鹿アンリミテッドという枠組みを超え、三重県の皆様方に誇りを持っていただけるチーム作りを行いたいと、今でも思っております。
今回は大変残念ながら、志半ばでの退任となりますが、必ずや後任の社長が私の意志を引き継いで、三重県からJリーグチームを誕生させてくれると信じております。
後任の人事に関しまして当初、社内を中心に人選を進めておりましたが、私の社長としての最後の仕事として、鈴鹿アンリミテッドという概念に囚われず、三重県の人々に必要とされるチームを作るため、社内政治による先送り人事ではなく、より有能な経営者を外部から招聘することが、私や三重県の皆様の悲願でもあります三重県からJチームを誕生させる近道だと判断しました。
そこで、我々が抱える命題を解決すべく、選手にも負けない情熱と経営者としての冷静な判断で、持続可能な経営をしていただける次期社長と社長を支える幹部社員を公募にて募集させて頂きたいと思います。
「我こそは」と思われる方は、下記のURLよりリクナビでの募集要項を熟読の上、ご応募頂けますと幸いです。
この募集資格は万人に開放されています。また鈴鹿アンリミテッド関係者からの応募も受け付けております。
是非とも三重県からJリーグクラブを誕生させてください。宜しくお願い致します。
最後に5年半、鈴鹿アンリミテッドFCの代表として皆様と共に戦い、汗をかき、涙した時間は、私の宝です。
本当にありがとうございました。今後も鈴鹿アンリミテッドをよろしくお願いいたします。
2019年12月5日
鈴鹿アンリミテッドFC
代表取締役社長 山岡竜二
社長公募の詳細
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是非ともご応募をお待ちしております。