「ファクタリングに利息制限法は適用される?」
「ファクタリングの手数料を年利換算すると、結局金利はいくらになる?」
ファクタリングの利用にあたって、上記のような疑問を抱えていませんか?資金調達における金利や手数料などの無駄なコストを省きたい方にとっては、気になるところですよね。
本記事では、ファクタリングの概要をはじめ、金利・手数料・消費税・利息制限法などについて徹底解説しています。
給料ファクタリングが危ない理由や低手数料のファクタリング業者、低金利のビジネスローンも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ファクタリングとは?金利・利息・手数料に消費税はかかる?年利換算など
ファクタリングとは、売掛債権(請求書)をファクタリング業者へ売却し、最短即日に資金化できるサービスです。
資金繰り問題を解決する「借りない資金調達法」として、ここ数年で注目を集めています。
ファクタリングは貸金業ではなく売買取引であり、融資と異なるため、基本的に金利は発生しません。
金利の代わりに、利用にあたって所定の手数料が発生し、差し引かれた金額が振り込まれる仕組みです。
この手数料を年利換算した場合、利用額によって差は生じますが、およそ15〜300%になると言われています。
この金利が高いと感じる方は、ビジネスローンやカードローンを利用するのがおすすめ。
しっかりとした審査はありますが、最大金利が年利18%となるケースが多いので、金利が安くなる確率が高いです。
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なお、売掛債権を譲渡するファクタリングは非課税取引に該当するので、消費税はかかりません。
ファクタリングに利息制限法は適用されない。違法金利はない
例外を除き、ファクタリングに利息制限法が適用されることはありません。
法律的にまとめると、ファクタリングは「債権譲渡契約」で、銀行・カード会社・消費者金融・ローン会社などからの借入は「金銭消費貸借契約」です。
ファクタリングは貸金業登録をせずとも営業できる売買取引なので、利息制限法はもとより、貸金業法や出資法が適用されることもないのです。
ただし、以下の例外ケースの場合は、ファクタリングに利息制限法・貸金業法・出資法が適用される可能性があります。
- 償還請求権がある(ウィズリコース契約)
- 買戻特約がある
- 給料ファクタリング(いわゆる違法ファクタリング)
本来、ファクタリングは業者側が相応のリスクを負ってこそ、利息制限法を超えた手数料を設定できます。
上記のような例外ケースでは、ファクタリング業者が法外な手数料を設定しているにもかかわらず、手数料に見合うリスクを負っていません。
このような理由から、ファクタリングでも利息制限法などが適用される場合もあるのです。
給料ファクタリングは危ない!年利・利息など
前述した例外ケースに含まれる「給料ファクタリング」はとても危ないサービスであり、金融庁からも注意喚起されています。
個人の賃金債権を業者に買い取ってもらい、給料日前に現金を手に入れられる画期的なサービスでしたが、経済的観点から貸金業に該当すると断言されています。
当然、貸金業でありながら無登録でファクタリングを営むのは違法ですし、このような業者はほとんどがヤミ金です。
高額な手数料を差し引かれ、本来の給料より手取りが少なくなってしまうだけでなく、会社や自宅に執拗な取り立てが来るなどの被害が考えられるので、利用は避けましょう。
どうしても利用したいのあれば、正規の業者であるプロミスやアイフルを利用しましょう。
貸金業法のもと運営されているので、法外な金利の要求や厳しい取り立てはないので、安心して利用できます。
手数料が安い優良ファクタリング業者3選
手数料が安い優良ファクタリング業者を3社厳選しました。
- QuQuMo
- 日本中小企業金融サポート機構
- アクセルファクター
QuQuMo
オンライン完結・来店不要で利用できるQuQuMoは、業界トップクラスの低手数料を誇っています。
手数料は最低1%〜なので、なるべくコストを抑えて資金調達したい方にはうってつけでしょう。
審査にあたっての提出書類は2点だけと少なく、手間を省けます。最短2時間の即日スピード入金や買取限度額の柔軟さも、嬉しいポイントです。
法人・個人事業主は関係なく、売掛金さえあれば誰でも利用できるため、まずは気軽に無料見積もりを試してみてください。
手数料相場 | 1%〜 |
利用可能額 | 上限なし |
即日入金 | 可(最短2時間) |
個人事業主 | 可 |
アクセルファクター
アクセルファクターは、利用者の事情を考慮して柔軟な審査を行ってくれる、安心安全のファクタリング業者です。
少額から大口まで債権の買取可能額も幅広く、501万円〜1,000万円の範囲内であれば、手数料2%〜で利用できます。
おもに中小企業や個人事業主をメインに資金調達サポートを提供しており、最短即日の入金も可能です。
「どのくらいの資金を調達できるか」をたったの10秒で診断することもできるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
手数料相場 | 2%〜 |
利用可能額(※) | 30万円〜1億円 |
即日入金 | 可 |
即日入金・審査通過率 | 93% |
個人事業主 | 可 |
日本中小企業金融サポート機構
日本中小企業金融サポート機構のファクタリング手数料は、最低1.5%〜です。この良心的な手数料に加え、印紙代・郵送代も一切かかりません。
通常4,500円弱かかる事務手数料が無料になることで、コストを最小限に抑えて資金調達できるでしょう。
無料見積もりの結果次第で利用を断っても全く問題ありませんので、気軽に相談してみてください。
審査通過率も非常に高いため、銀行や消費者金融からの融資を受けられず困っている方にもおすすめです。
手数料相場 | 1.5%〜 |
利用可能額 | 売掛金の金額範囲内 |
即日入金 | 可 |
審査通過率 | 95%以上 |
個人事業主 | 可 |
ファクタリングの金利より低いビジネスローン:赤字決算も対応
「年利換算するとファクタリングは金利が高いから嫌」「とにかくコストを抑えて資金調達したい」という方に向けて、GMOあおぞらネット銀行のあんしんワイドを紹介します。
あんしんワイド
あんしんワイドは年利換算したファクタリングの金利より低く、赤字決算にも対応している融資枠型ビジネスローンです。
創業まもないスタートアップ企業や赤字決算に悩む企業でも、決算書・事業計画書の提出が必要ないため、審査通過が期待できるでしょう。
最低年利は1%を切っており、破格的な低金利でお得に資金調達できる可能性があります。
ネット完結により来店不要なうえ、融資枠・契約期間を超えなければ手数料0円で何度でも借入と返済を繰り返すことも可能です。
金利や手数料などのコスト全般を大幅にカットして資金調達したいなら、ぜひ検討してみてください。
融資額 | 10万円〜1,000万円 |
借入利率(年) | 0.9~14.0% |
融資までの時間 | 最短2営業日 |
融資対象者 | 法人のみ |
担保・保証人 | 不要 |
ファクタリング の金利が高い・審査が通らないのなら支払い.com
支払い.comは、請求書払いをカードで先延ばしできるサービスです。支払いまで最長60日延期できるので、お金を借りることなく資金繰りを改善できます。
手続きは、オンライン完結で最短60秒です。手数料は一律4%とお得ですし、東証プライム市場上場のクレディセゾンとの共同運営なので、安心安全のサービスと言えるでしょう。
審査や担保は不要なため、個人事業主の方でも利用しやすいのがポイントです。簡単に利用できますから、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
ファクタリングとは、請求書を売却することで早期資金化を図れるサービスです。
貸金業ではないため利息制限法は適用されず、金利も発生しませんが、代わりに手数料が差し引かれます。ファクタリングは非課税取引なので、手数料に消費税はかかりません。
個人の賃金債権を売却して給料日前に現金化する「給料ファクタリング」は、金融庁からも危ない違法サービスとされているので、利用しないよう気をつけましょう。
年利換算すると高金利なファクタリングですが、本記事で紹介した優良業者ならかなりの低手数料で資金を調達できる可能性があります。
どうしても高金利を避けたい方や極力コストを抑えたい方は、ファクタリングではなく融資枠型ビジネスローンの「あんしんワイド」の利用も検討してみてください。