「ファクタリングは請求書のみで利用できる?」
「請求書なし・通帳なしの審査緩いファクタリング業者はある?」
便利なファクタリングを利用したいけれど、とにかく必要書類の提出が面倒に感じる方は、上記のような悩みを抱えているでしょう。
結論、請求書のみ・請求書なしでファクタリングを利用することは基本的にできません。
本記事では、ファクタリングを請求書のみで利用できない理由から、請求書を偽造するとどうなるかまでを解説しています。
必要書類が少ないファクタリング業者3選や、ファクタリングよりお得な手数料で資金調達する方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
個人事業主ファクタリング請求書のみ・請求書なしで利用することはできない。フリーランスなど
ファクタリングを請求書のみで利用することは高確率で不可能です。また、請求書なし・通帳なしで利用するのもかなり難しいでしょう。
ほとんどのファクタリング業者は、請求書・通帳・本人確認書類などの必要書類をもとにして審査を行っています。
「架空債権ではないか」「二重譲渡していないか」といった要素に着目しており、債権の確実性をチェックしています。
通帳は売掛先との取引履歴が確認できるので、長く良好な関係を築けていれば手数料が安くなるなど、手数料設定において欠かせない必要書類です。
このように、二重譲渡・未回収リスクの回避や妥当性のある手数料設定のために審査が行われており、その際には請求書や通帳などの必要書類が求められます。
仮に請求書のみ・請求書なし・通帳なしのファクタリングがあったとしても違法性が高いうえに、提出しなければならない必要書類が増えるでしょう。
必要書類少ないファクタリング業者3選。フリーランス・個人事業主・法人など
手続きの手間や面倒を省きたい方に向けて、必要書類が少ないファクタリング業者3社を厳選しました。
- QuQuMo
- ビートレーディング
- ペイトナーファクタリング
①QuQuMo
QuQuMoでオンライン完結のファクタリングを利用する際、必要書類は請求書と通帳の2点のみで済みます。
たった2点だけの必要書類をアップロードすれば審査が完了するので、手続きに煩わしさを感じません。
申込に10分、見積もりに30分、契約・送金に1時間が目安となっており、最短2時間のスピード資金化が可能です。
低手数料で良心的なだけでなく、債権の買取額もフレキシブルに対応しています。債権譲渡登記を留保できるため、個人事業主でも売掛先にバレずに資金調達できるでしょう。
手数料相場 | 1%〜 |
利用可能額 | 上限なし |
即日入金 | 可(最短2時間) |
必要書類 | 請求書 通帳(直近3ヶ月分の入出金明細) |
個人事業主 | 可 |
②ビートレーディング
豊富な実績を強みとするビートレーディングでは、通帳のコピーと請求書の2点だけでファクタリングできます。
請求書のみならず、発注書や注文書の買取にも対応しているので、仕事を受注した時点で資金を調達することも可能です。
オンライン契約なら本社・支店に出向く必要はなく、最短2時間でスムーズに即日現金化を実現できます。
書面契約の場合は印鑑証明書などが追加提出となるため、少ない必要書類で済ませたい方はオンライン契約を選択しましょう。
手数料相場 | 2社間:4〜12% 3社間:2〜9% |
利用可能額 | 無制限(過去実績:3万円〜7億円) |
即日入金 | 可(最短2時間) |
必要書類(※) | 売掛先からの入金が確認できる通帳のコピー(表紙付2ヶ月分) 売掛債権に関する資料(契約書・発注書・請求書など) |
最大買取率 | 98% |
個人事業主 | 可 |
※書面契約の場合は履歴事項全部証明書(1ヶ月以内)、自社と代表者の印鑑証明書(1ヶ月以内)または実印が必要です。
③ペイトナーファクタリング
フリーランス・個人事業主向けにサービスを展開するペイトナーファクタリングでは、基本的に請求書と本人確認書類の2点で申し込めます。
本人確認書類は初回のみ必要なので、2回目以降にリピート利用する場合はさらにスピーディーに資金調達できるでしょう。
また、着金までの時間は最短10分と業界随一のスピードです。少ない必要書類で今すぐ資金調達したい個人事業主の方は、利用しない手はありません。
申込件数は累計5万件を超えており、建築業者・軽貨物ドライバー・広告デザイナーなど、さまざまな個人事業主が活用しています。
手数料相場 | 一律10% |
利用可能額(※1) | 1万円〜100万円 |
即日入金 | 可(最短10分) |
必要書類(※2) | 請求書 本人確認書類(初回のみ) |
個人事業主 | 可 |
※2:必要に応じてサイトURLなどの実態確認資料または口座入出金履歴の提出が必要になります。
ファクタリングで請求書を偽造するとどうなる?
ファクタリングで請求書を偽造しても「偽造罪」にはなりません。
偽造罪は他人名義の書類を偽造した場合に成立する罪であり、ファクタリングの請求書のように、自社名義では犯罪不成立となるのです。
しかし、架空債権を確定債権だと思い込ませるために偽りの請求書を作成し、ファクタリング業者から金銭を騙し取ろうとする行為には「詐欺罪」が成立します。
詐欺罪に罰金刑は降りませんが、10年以下の懲役刑が課されるので、ファクタリングでは絶対に請求書を偽造しないように注意してください(刑法第246条)。
ファクタリングよりお得な手数料で資金調達する方法
「ファクタリングよりお得な手数料で資金調達したい」「とにかく少ない必要書類でキャッシュフローを改善したい」という方に向けて、2つの方法を紹介します。
- ビジネスローン
- 支払い.com
赤字決算でも対応可能なビジネスローン
ファクタリングよりもお得な手数料で資金調達するなら、GMOあおぞらネット銀行のビジネスローン「あんしんワイド」がおすすめです。
融資枠型ビジネスローンとして、融資枠内なら何度でも借入・返済が可能でありながら、0.9%〜という低金利で利用できます。
ノンバンク系ビジネスローンで金利1%を切るのは非常に珍しく、大手銀行並みの低利息でお得に事業資金を借りられる可能性があります。
何より、審査にあたって決算書・事業計画書の提出が必要ないため、赤字決算や創業間もない法人企業でも気兼ねなく申し込めるのが大きな魅力です。
今すぐGMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設し、あんしんワイドで必要なときに必要な分だけの資金を調達しましょう。
借入限度額 | 10万円〜1,000万円 |
資金使途 | 事業性資金 |
借入利率(年) | 0.9〜14.0% |
借入までの期間 | 最短2営業日 |
担保・保証人 | 不要 |
個人事業主 | 不可 |
オンライン完結 | 可 |
請求書のみならず審査や面談も不要な支払い.com
支払い.comは、請求書払いの期限をクレジットカードで最長60日後まで延ばせるサービスです。
利用にあたってはクレジットカード1枚あればOKで、請求書や通帳はもちろん、審査・面談・担保等が全く必要ありません。
そもそも必要書類の提出は求められず、オンライン上で登録・決済さえ完了すれば支払い.comが口座振替を代行してくれます。
当然ながら支払先に通知されることはありませんし、クレディセゾンとUPSIDERが共同運営しているサービスなので、セキュリティー面も安心して利用できます。
一般的に、初めてファクタリングを利用する際は最低水準の手数料がほぼ適用されないため、一律4%の手数料で利用できる支払い.comは事業者の心強い味方です。
まとめ
「請求書のみ・請求書なし・通帳なし」のような条件でファクタリングを利用するのは、ほぼ不可能です。
偽造された請求書でないか確認するため、未回収リスクを避けるためには、請求書・通帳・本人確認書類・取引先との契約関連書類などが必要となります。
とはいえ、以下の4社は、数ある業者のなかでも比較的少ない必要書類でファクタリングを利用することが可能です。
また、ファクタリングよりもお得な手数料で資金調達する方法もあります。
金利0.9%から借入できる融資枠型ビジネスローンの「あんしんワイド」や、請求書・通帳などの書類提出が不要な「支払い.com」も、ぜひ活用してみましょう。