クレジットカードのタッチ決済は危険？見分け方やデメリット・メリットを徹底解説！

クレジットカードのタッチ決済は危険だと思い込んでいませんか？確かに、スキミングや盗難による不正利用が全くないとは言い切れません。

しかしながら、多くのカード会社では不正利用に対する補償制度が設けられています。もし不正利用されても、届出を提出することで損害額を負担してくれるのです。

本記事では、タッチ決済に対応しているクレジットカードのデメリット・メリット・見分け方などを徹底解説しています。

安全にタッチ決済を使えるクレジットカードおすすめ4枚もピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

クレジットカードのタッチ決済は危険？2つのデメリット

クレジットカードのタッチ決済に関するデメリットを解説します。

• スキミングによって不正利用される可能性がある
• 一定の金額を超える支払いではタッチ決済できない場合がある

スキミングによって不正利用される可能性がある

クレジットカードのタッチ決済を利用する際、カードの磁気から情報を盗み取って不正利用される危険性があります。

スキミング・フィッシング詐欺・盗難など、不正利用にはさまざまな手口があり、どこでいつ誰にカード情報を盗まれるかわかりません。

とはいえ、ほとんどのクレジットカードが不正利用による損害を補償してくれるため、大きな心配は不要です。

不正利用が発覚してから決められた期限までに届出を提出することで、補償を受けられます。

一定の金額を超える支払いではタッチ決済できない場合がある

利用するクレジットカードや店舗にもよりますが、一般的に1万円以上の買い物ではタッチ決済を選択できない可能性があります。

タッチ決済を選ぶにしろ、サインまたは暗証番号の入力を求められるケースがあり、スマートに支払えず不便に感じるでしょう。

タッチ決済をメインの支払方法にするときは、サインレスで支払える限度額を事前に確認しておくと安心です。

クレジットカードのタッチ決済は便利！2つのメリット

クレジットカードのタッチ決済に関するメリットを解説します。

• スキミング等の不正利用は補償される
• かざすだけでスピーディーにタッチ決済できる

スキミング等の不正利用は補償される

前に述べたように、スキミング等の不正利用は基本的に補償されるケースが大半です。

そもそもタッチ決済はクレジットカードを第三者へ渡さずに済む決済方法なので、名前・有効期限・カード番号・PINコードを盗み見されるリスクがほぼありません。

近年ではナンバーレスカードが主流になってきているほか、クレジットカード番号や個人情報はネット上で暗号化されるなど、高いセキュリティ性を実現しています。

これらの優れた安全網を掻い潜る悪質な不正利用に対しては、カード会社からしっかりと補償が適用されるため、不安なく利用できるのがメリットです。

ただし、期限までに届出を提出しなかった場合や、故意・過失による不正利用の場合は補償されません。

かざすだけでスピーディーにタッチ決済できる

なんといっても、クレジットカードのタッチ決済は素早く会計できる利便性が魅力と言えるでしょう。

従来のクレジットカードでは、支払い時にサインや暗証番号の入力が必要です。このため、会計に時間がかかってしまいます。

しかし、タッチ決済なら大きな荷物を持っていても片手でサクッと支払えるので楽々ですし、買い物時間の短縮にも効果的です。

クレジットカードのタッチ決済の見分け方・やり方・切り替え方法を解説

利用しているクレジットカードがタッチ決済に対応しているかどうかは、非接触対応マークの有無で見分けられます。

カード表面に非接触対応マークがあれば、スマートなタッチ決済が可能です。

タッチ決済で支払いたいときは「クレジットで」「カードで」「クレジットのタッチ決済で」などと伝えれば問題なく会計できます。

指定の端末にカードをかざすと1〜2秒ほどで音が鳴り、あっという間に決済完了です。セルフレジの場合は、支払方法をクレジットカードに選択するとタッチ決済できます。

「メインカードがタッチ決済に対応していない」といった理由でカードの切り替えを検討している人は、各クレジットカード会社に問い合わせましょう。

切り替え可否・変更できるカードの種類・手数料などが各社で異なるため、専用ダイヤルに連絡するのが確実です。

危険性なし！タッチ決済できるクレジットカードのおすすめ4枚

タッチ決済に対応しているおすすめのクレジットカードを紹介します。

• JCBカードW
• 楽天カード
• 三井住友カード（NL）
• アメックスグリーン

①JCBカードW：JCBのタッチ決済におすすめ

JCBブランドでタッチ決済したい人には、JCBカードWがおすすめです。

クレジットカードをかざすタッチ決済はもちろん、カード情報をQUICPay・Apple Pay・Google Payに取り込んで支払うスマホ決済にも対応しています。

スマホさえあれば財布を持たなくても買い物できますし、携帯が充電切れになったときにはクレカ1枚で手軽にタッチ決済できます。

自分で設定した金額を超えたら自動で知らせてくれる「使いすぎアラート」が内蔵されているのも嬉しいポイントです。

年会費	永年無料
審査・発行時間（約）	最短5分
ポイント還元率	1.0〜5.5%
ポイント利用先（例）	スターバックス アマゾン セブンイレブン
国際ブランド	JCB
入会資格	18歳以上39歳以下（高校生不可） 本人または配偶者に安定収入がある
不正利用補償	あり

【JCBカードWはこちら】

②楽天カード：マスターカードのタッチ決済におすすめ

マスターカードブランドでタッチ決済したい人には、楽天カードが勧めらます。Androidユーザーに限りますが、楽天カードのマスターカードならタッチ決済が可能です。

サインや暗証番号の入力は必要なく、スマホをかざすだけで簡単に支払えます。不正利用の補償もついており、安心安全に利用できるでしょう。

ちなみに、iPhoneユーザーの方でもApple Payによるタッチ決済を利用できます。

この場合、楽天カードの国際ブランドはVisa・マスターカード・JCBのいずれかから選ぶ必要があります。

年会費	永年無料
審査・発行時間（約）	1週間〜10日前後
ポイント還元率	1%（100円につき1ポイント）
ポイント利用先（例）	マクドナルド ファミリーマート 楽天グループ全般 楽天ポイントマークのある店舗
国際ブランド	Visa・マスターカード・JCB・アメックス
入会資格	18歳以上（高校生不可）
不正利用補償	あり

【楽天カードはこちら】

③三井住友カード（NL）：Visaのタッチ決済におすすめ

Visaブランドでタッチ決済したい人には、三井住友カード（NL）が好適です。ナンバーレスなら最短10秒（※即時発行ができない場合があります）でカード番号を発行でき、そのままネットショッピングできます。

対象のコンビニ・飲食店をはじめ、iDがある店舗でApple Pay・Google Payなどのスマホタッチ決済が可能です。

三井住友カードの全てのクレジットカードは、Visaのタッチ決済もしくはMastercard®タッチ決済が搭載されています。

事前登録や会計前の起動が必要ないため、支払い時にはサッとかざすだけで手早く決済できるでしょう。

年会費	永年無料
審査・発行時間	最短10秒でカード番号発行 ※即時発行ができない場合があります。
ポイント還元率	0.5%～7%（※1.2.3.4.5）
ポイント利用先（例）	Visaが使える店舗 対象のコンビニや飲食店 など
国際ブランド	Visa・Mastercard
入会資格	満18歳以上（高校生不可）
不正利用補償	あり

【三井住友カード（NL）はこちら】

④アメックスグリーン：アメックスのタッチ決済におすすめ

アメックスブランドでタッチ決済したい人には、アメックスグリーンがぴったりです。アメックスカードのなかで最も費用がお得なので、初心者にも使いやすいでしょう。

マクドナルド・すき家・ドトールなど、タッチ決済に対応している店舗ではカードリーダーにクレカをかざすだけで支払えます。

専用アプリをダウンロードしたり、利用前に別途手続きしたりする必要はありません。コンビニや交通機関でもタッチ決済を利用できるので、ぜひチェックしてみてください。

月会費	1,100円
審査・発行時間	3営業日前後〜2週間
ポイント還元率	0.3〜1.0%
ポイント利用先（例）	マイル移行 商品券・クーポンと交換 楽天ポイントやTポイントに交換
国際ブランド	アメックス
入会資格	20歳以上 日本国内に定住所がある 日本国内で定収入がある
不正利用補償	あり（オンライン・プロテクション）

【アメックスグリーンはこちら】

まとめ

クレジットカードのタッチ決済は、スキミングなどの不正利用が危険と言われています。また、一定の金額を超えるとサインや暗証番号が必要になる点がデメリットです。

とはいえ、ほとんどのカード会社が不正利用に対する補償を設けているので、必要以上に心配しなくて良いでしょう。パパッと会計できる速さがタッチ決済ならではの特徴です。

見分け方がわからない人は、カード表面に非接触対応マークがあるかどうかを確認してみてください。

タッチ決済対応のクレジットカードはセキュリティ性が高いですし、時間効率化にもつながります。