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東海社会人サッカーリーグ 第1節VS ヴィアティン三重戦 マッチレポート

2016年5月11日
  • #トップチーム

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5月8日(日)、鈴鹿アンリミテッドFCの東海社会人サッカーリーグ1部開幕戦が、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にて行われた。

天候は暑いくらいの快晴だが、ピッチ上ではさらに熱い、ヴィアティン三重との三重ダービー。2部リーグを圧倒的な強さで勝ち上がってきたヴィアティンは、1部初昇格ながらも優勝を狙える戦力を有している。先月行われた三重県選手権では決勝で鈴鹿と対戦し、2-1と鈴鹿が競り勝ったが、この開幕戦でもダービーらしい接戦が予想された。

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開幕スタメンはGK月成、DF村田、藤井、野口、藤田、MF渋谷、パブロ、吉川、堀河、泉、FW柿本。キャプテンのFW北野は負傷明けでベンチスタート、ゲームキャプテンのMF小澤は三重県選手権決勝で負った怪我によりベンチ外という苦しい布陣での開幕戦となった。

立ち上がりから攻勢に出たのはアウェーのヴィアティン。サイドで起点を作りながら、中央を経由して左右に揺さぶりをかけていく。すると前半9分、左サイドを崩され、和波(7番)の折り返しがPA中央で待ち構えていた荒木(9番)の下へ。左足で豪快に蹴り込まれ、ヴィアティンが先手を奪う。
この先制点で勢いづいたヴィアティンに対し、鈴鹿は連携ミスからパスが繋がらず、1トップの柿本が孤立。セカンドボールも拾えず、攻撃の形が作れないまま我慢の時間帯が続く。しかし、「入りが悪かったというのは全員わかっていたので、前半は0-1でいいから、これ以上追加点を与えないようなサッカーをして、自分たちのペースを取り戻していこうという意識を共有できていたので、失点しても慌てなかった」という渋谷の言葉通り、選手たちは辛抱強く我慢した。

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すると21分、唐突にチャンスが訪れる。中央に絞ったパブロが右サイドに展開し、村田がフリーでアーリークロス。ファーサイドの堀河が頭で折り返すと、ブロックに入った加藤(3番)の手に当たり、鈴鹿がPKを獲得する。これを堀河自らゴール左隅へと沈め、同点に追いついた。

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1-1のまま迎えた後半、鈴鹿は立ち上がりにイエローカードを貰ったパブロを55分で交代。負傷明けの北野が投入される。この交代で北野が前線で柿本と並ぶ4-4-2へと布陣が変わった。

これで攻撃に厚みが出た鈴鹿だったが、62分に堀河がエリア内で相手を倒したとしてPKを与えてしまう。堀川にはイエローカードが提示され、PKを決められて1-2と勝ち越しを許す。

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再びリードを許す苦しい展開となったが、直後に鈴鹿が追いつく。右サイドで北野が倒されて得たFK。堀河のキックはゴール前ではじかれるが、こぼれ球に誰よりも早く反応した北野が絶妙なファーストタッチから右足を振り抜き、ゴール左隅へと流し込んだ。

「こぼれてくると思った」と振り返るエースの一撃で再び試合を振り出しに戻した鈴鹿。しかし、一進一退の三重ダービーは思わぬ展開を迎える。72分、判定に異議を唱えた堀河が2枚目のイエローカードを受けて退場。約20分間の残り時間を、鈴鹿は10人での戦いを余儀なくされる。

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その後はヴィアティンのワンサイドゲームとなり、1人少ない鈴鹿は防戦一方の状況へと追い込まれる。しかし、「1人少なくなっても、2ラインでブロックを作れた」と小澤監督も振り返った通り、中盤と最終ラインがしっかりと連携を取って強固な守備ブロックを構築。サイドはある程度やられても、中央をがっちりと固めているため、ヴィアティンもなかなか決定機を作ることができない。結局、最後まで集中を切らさず守り抜いた鈴鹿が、1人少ないながらも最低限の結果を手にした。

東海リーグは第1節を終え、FC刈谷とFC岐阜SECONDが勝利した以外、2試合が引き分けに終わり、ほぼ横並びでのスタートとなった。鈴鹿はこの日、勝ち点1を得たのか、勝ち点2を失ったのか。その答えは、リーグ終盤に明らかとなる。

次戦となる第2節は5月22日(日)、FC岐阜SECONDとの岐阜フットボールセンターでのアウェーゲーム。また、第3節は6月5日(日)、AGF鈴鹿陸上競技場(石垣池公園陸上競技場)に藤枝市役所を迎えてのホームゲームとなる。