前節、Chukyo univ.FCをホームに迎え、2-1と競り勝ったFC鈴鹿ランポーレは、藤枝市役所サッカー部(以下、藤枝)とのアウェーゲームに臨んだ。
スタメンはGK柴田、DF大村、藤田、榊、温井、MF山之内、小澤、保﨑、パブロ、FW北野、北脇。パブロが久々の先発復帰を果たしたほか、前節決勝点を挙げた北脇が2試合連続で先発メンバーに名を連ねた。
あと1勝で優勝決定のFC刈谷は、シーズン最終戦を翌日に控える。一足先に勝利してプレッシャーをかけたいランポーレは立ち上がりから気持ちの入ったプレーで攻勢に試合を進める。
迎えた18分、小澤の左CKを中央でフリーとなっていたパブロが頭で合わせる。これはゴールの中に入っていたDFにクリアされたかに見えたが、ラインを割っていたという判定でランポーレが先制に成功する。
さらに追加点に迫るランポーレだが31分に失点を喫する。CKのこぼれ球を拾った温井がボールを失い、藤枝のカウンターが発動。鈴木の浮き球パスに抜け出した村松がGK柴田を破り、試合を振り出しに戻した。
追いつかれたランポーレだが、決して下を向くことはない。48分、右サイド北脇のクロスをニアサイドに飛び込んだ北野が滑り込みながら合わせて勝ち越しに成功する。
50分には左サイドでボールを受けた温井がそのままスルスルっとドリブルで持ち上がり、最終ラインを突破。GKの飛び出しによって生まれたシュートコースを見逃さず、得意の左足で流し込んで3-1と突き放す。
56分には、途中出場で入ったばかりの矢野の浮き球パスに呼応した北脇がそのままGKをかわして無人のゴールに豪快に蹴り込み4点目。
さらにその2分後の58分、左サイドを抜けた北脇の折り返しを、ファーポストに走り込んでいた小澤が押し込んで立て続けのゴールにより試合を決定付ける。
トドメは79分、矢野の右からのクロスをファーサイドでフリーとなっていた保﨑が合わせる。これはGKのファインセーブに阻まれたものの、こぼれ球を北脇が押し込んで6-1。終盤には榊がこの日2枚目のイエローカードにより退場となったが、ランポーレは今シーズン最多得点での大勝を収めた。
翌日の試合でFC刈谷がChukyo univ.FCを下したため、FC刈谷の優勝が決定。ランポーレは1試合を残して2位の座を確定させた。
次戦、シーズン最終戦となる第11節は10月10日(土)に行われ、矢崎バレンテFCを石垣池公園陸上競技場に迎える。