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JFL第29節vsFC大阪戦 監督・選手コメント

2022年11月12日
  • #ニュース

試合後コメント1112

第24回JFL第29節 vsFC大阪

2022年11月12日(土)13:00キックオフ
三重交通G スポーツの杜 鈴鹿

鈴鹿ポイントゲッターズ 1-2 FC大阪

(前半1-2後半0-0)

監督コメント

三浦泰年監督

(試合を振り返って)非常にタフな相手との試合でした。自分たちで難しい試合にしてしまった部分はありますが、相手は昇格をするであろう、優勝を争っているチームですから、そこと互角に戦えたところはポジティブな面と捉えていいんじゃないでしょうか。ミスを取り返すチームの団結力、そういうものがカズのゴールに繋がったのだと思います。PKの場面については、明らかに未熟さから来るものです。そういうものが、まだこのカテゴリーの、このレベルの選手では問われるものではないのかもしれませんが、ミスによって勝敗は難しくなってしまいます。昇格していくチームに対し、恐れず自分たちがやれたというところは、未来に繋がる部分だと思います。

(カズが半年ぶりの先発?)ホーム最終戦に彼が先発で起用できるようなコンディションなのかどうなのかというのは、彼が復帰した試合から、一つひとつ時間を大事にして戦ってきました。この試合でカズが先発で出ることを周りにお見せすることができれば、この鈴鹿というまちが、「サッカーのまち」として成長していくために、非常に大きな意味を持つのではないかと思い、彼のコンディション次第では先発にしようと考えました。その上で、勝って終わることが、今年サッカー界で起こった、このJFLでの現象のように、カズの影響によってよりサッカー界のすそ野が広がっていくことに繋がるだろうと思いましたし、カズがここに来た意味がより深まると思っていました。ただ先発で起用するだけでは終わらせたくなったので、勝利できなかったことは非常に残念ではありますが、得点というもので、ここに来て現役でプレーすることを選んだ決断の正しさを証明できたと思います。

(得点の場面?)立ち上がり非常にイージーなミスからの失点を引きずることなく、逆に取り返すというメンタリティの方が、彼らのいい部分が出ていたので、焦らずプレーできれば、そのうち追いつけると思っていました。当然、リスタートとはいえ、いい流れを作れていた中で、反応して点を取れたので、これでほんとに60歳までやるんじゃないでしょうか…(笑)。あの瞬間の感触を、55歳で、このカテゴリーで味わう瞬間というのは…カズに聞いて欲しいです。これは凄いことじゃないかなと思います。
 

選手コメント

FW11 三浦知良

(試合を振り返って)しっかり集中した入り方だったのですが、あの時間にこちらのミスで失点してしまいました。先制されると、大阪のような勢いのあるチームが相手だと、失点も少ないですし、ペースを取り返すのは難しいかなと思っていましたが、比較的ボールを持つことができて、これなら追いつくチャンスもありそうだなと思っていたところに、いい時間に点を返すことができました。その後、PKを与えてしまって負けてしまったのは残念でしたね。勝ちたかったです。

(鈴鹿のサポーターにゴールという最高のプレゼント?)最高のプレゼントは勝利だと思います。ただ子供たちもたくさん来ていたので、子供たちの前で、鈴鹿のホームでゴールできたのは良かったですけど、やはり勝利が欲しかったです。残念です。先発して、監督からキャプテンマークも貰って、勝ちを持って来れなかったことが悔しいですね。

(監督は60歳までやれると言っていた?)僕自身は70歳かなと…(笑)。

(1年間振り返って?)言い訳になってしまうかもしれませんが、5月に怪我をしてしまったのが大きかったですね。チームの成績も思い描くような成績ではなかったので、その手伝いができなかったのが悔しかったです。ただその怪我というのも、ここ数年、横浜FCで試合にずっと出ていなかったので、ここ鈴鹿に来て、チャンスをたくさんもらって、一番長い時で80分近い時間まで試合に出られるようになって、パフォーマンスが上がってきた中での怪我だったので…これはもう仕方がないなと。やはり負荷がかかってくると、怪我に繋がるんだなと分かりました。最終戦が終わって少し休んだら、自主キャンプをやりますので、もう一度体を鍛え直して、来シーズンに向かいたいと思います。

(ゴールシーン?)那生がそらした瞬間、何となくあそこが勝負どころだと思って、瞬間なので1秒2秒ないくらい、コンマ何秒の瞬間、その中で色々な判断が凝縮されました。ザトのボールの軌道を見て、何となく予測しました。

(PKでのゴールとは違う?)PKはPKの難しさがありますし、今日のはセンターフォワードっぽいゴールですね。ヴィニシウスからも言われました。ブラジル人がそう言っているので世界的にもそうなんでしょうね。

(優勝の懸かったモチベーションの高い相手に対して?)僕は今日キャプテンマークを巻かせてもらって、円陣の時に最初に話したのですが「相手には優勝も懸かって、昇格の権利もある。我々にはそれは一つもない。でも、我々には魂がある。誇りがある。その誇りを見せるために頑張りましょう」と言いました。結果が出なくて残念でしたね。結果を出したかったですね。

(カズダンス?)1回目よりも2回目の方がキレが良かったと思います。この前のゴールは3-0のゴールで、ベンチも含め余裕がありました。相手には失礼かもしれませんが、お祭りみたいな雰囲気でした。今日は先制されて、サポーターも不安に思っている中でのゴールだったので、ちょっと雰囲気は違いましたね。緊張感がありました。

(ファン感で着たTシャツの意図は?)それを言っちゃあおしめぇよ…(笑)。

(来季の去就?)これからですね。自分が一番、燃えられるところ。自分が一番、やりがいを感じられるところでずっとやってきていますので。ここに来た時もそうですし、これからもそれは変わりません。まずはオファーがどういうものがあるか。オファーがあるか分かりませんから。でもやはり、まずここを優先順位としてしっかり、1年戦ったので、継続というのはすごく大事。ただクラブがどういう方向に行くのか、まだ決まっていない部分もあるみたいなので、そこをしっかり話し合う必要があります。当然、継続というのを大事にしたいとは思っています。(J3ライセンスの復活?)そうですね。選手をしながら、そういうところでも力になれればと思いますけど。

DF20 中村俊貴

(試合を振り返って)ホームでの最終戦、多くの方にスタジアムまで足を運んでいただき、ありがとうございました。多くのサポーターの方の前で、最後は勝利を届けたかったのですが、敗戦となってしまい、応援してくださる方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。立ち上がりに自分たちのエラーから失点してしまい、カズさんの同点ゴールから流れを持っていきたかったですが、勝ち越すまでいけなかったことは、後ろから支えている守備陣としても悔しかったです。自分自身も、納得のいくプレーではなかったので、最終戦に向けて前を向いていかなければと思います。

(崩された失点はなかった?)崩された場面はなかったですが、守備陣としては失点しないために毎試合プレーしていますので、そういった意味ではもっと突き詰めていくべきだなと思いました。ですが、押し込まれている時や流れが悪い時に全員が意識を高く、絶対にやらせないという気持ちを持ったからこそ、崩されなかったのかなと感じます。失点をしないことにこだわって、最終戦に向けて頑張りたいです。

(最終節への意気込みをお願いします)チームは連敗になっていますし、最終戦はアウェイとなりますが、最後は勝ってシーズンを締めくくりたいと思います。現地に応援に来てくださる方も、YouTubeで観戦してくださる方、鈴鹿から応援してくださる方にも勝利した姿を見せられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。

FW24 川森有真

(試合を振り返って)前半の序盤と終盤に失点という、良くないところが出てしまったと思います。ただ、カズさんの同点弾は色々な意味ですごく大きかったです。

(今季初先発について)正直、純粋に試合に負けてしまった悔しい気持ちと、久しぶりに公式戦に長く出られた充実感の両方を感じました。点を取りたかったです。

(最終節への意気込みをお願いします)最近の練習でアピールを続けたことが今日のスタメンに繋がったと思うので、またしっかりいつも通り練習から集中して、いい準備をしていきます。