いつも鈴鹿ポイントゲッターズ(以下「弊クラブ」と呼称いたします。)をご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
弊クラブは、令和4年2月28日付の公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)理事会の決定による、Jリーグ百年構想クラブ資格の解除条件付き資格停止処分を受け、解除条件とされた①ガバナンス体制の改善と②ステークホルダーからの支援継続に向けて、本日まで、役員構成の変更(役員の刷新、常勤役員数の増設、積極的に取締役会に参加可能な社外取締役の選任、監査役の職務範囲の拡充)、支配株主による影響力の排除(支配株主の全保有株式の分散譲渡に向けた外部弁護士との信託契約締結合意、株式譲渡先候補との各種調整)、内部統制システムの構築(法務コンプライアンス課や内部・外部通報窓口の設置、各種社内規程整備、社内コンプライアンス研修の実施)、自治体やスポンサー企業などステークホルダーへの継続的な状況報告と支援継続の要請を、順次進めて参りました。
しかし、本日開催されましたJリーグ理事会において、弊クラブの上記取り組みは現時点では不十分であり、上記解除条件を満たしていないとの意見が多く、今年2月28日付で承認されました、Jリーグ百年構想クラブ資格の失格が決定いたしました。
この度の処分は、弊クラブの組織運営の未熟さが露呈した結果であり、真摯に受け止めたく考えております。
なお、百年構想クラブの認定は、再度申請をし、承認を受けることが可能です。弊クラブと致しましては、今後もJリーグのライセンス窓口と連携をとりながら、ガバナンス体制の改善とステークホルダーからの支援継続の要件を盤石なものとした上で、再度、百年構想クラブ資格の承認に向けて、体制を築いてまいります。
昨年末以来、弊クラブのサポーターの皆様、スポンサーの皆様、その他関係者ご一同様に多大なるご迷惑、ご心配をお掛けしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます。
まだ新体制は始動したばかりではございますが、不適切事案の再発防止に向けて、日々、プロスポーツに要求される高潔性の精神を社内全体で共有し、遵守して参ります。
誠に勝手ではございますが、引き続き、変わらぬご支援を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
代表コメント
■三浦泰年 代表取締役GM
「本日のJリーグ理事会終了後、野々村チェアマンとも直接電話でお話しさせていただきました。Jリーグが総合的に判断した結果として、内容についても十分理解しました。
いま言えることは、11月の再申請に向けてしっかり努力するということです。
クラブが昨年2月に得た資格は失効してしまいましたが、Jリーグ百年構想クラブとして不足している部分を改善し、Jリーグに認められるようなクラブとして盤石な体制を組み、前に進みたいと思っています。
また、監督として、チームが衰退したり、選手たちのモチベーションが下がるようなことはしたくありません。今日午前の練習時に、今日の午後、失効か停止解除かどうかの結論が出る旨は選手たちに説明しました。
先ほど選手たちには、クラブから今日の結論についての連絡は入れています。JFLというリーグは、Jリーグ百年構想クラブとしてJリーグ昇格を目指すクラブと、そうでないクラブの2種類の性質を持つクラブで構成されており、我々が今回資格を失ったからと言って、残りの試合がなくなったわけではありません。
11月に再申請してJリーグに承認いただけるように、全力を尽くします。」
■山口 隆男 代表取締役社長
「本日のJリーグ理事会にてJリーグ百年構想クラブの失格の決議をいただきました。
関係各位には弊クラブの事でご心配とご迷惑をお掛けしており大変申し訳ございません。
本日の結果を真摯に受け止め、より一層、ガバナンスの改善に取り組み、再び皆様に認めて頂けるクラブ、必要とされるクラブを目指します。
再度、Jリーグ百年構想クラブの資格の承認に向けて新体制にて組織を運営して参ります。」