第102回天皇杯1回戦 vsCento Cuore HARIMA
2022年5月22日(日)13:03キックオフ
三重交通G スポーツの杜鈴鹿
(前半0-0後半3-0)
監督コメント
(試合を振り返って)皆さんご覧になったように、非常に不甲斐ない試合内容だったと思います。JFLで昇格を目指さなければいけないクラブのパフォーマンスではなかったと思いますし、地域リーグの選手との差はそれほど大きいものではありませんでした。得たものというのは、三ツ沢で横浜F・マリノスと試合ができるということだけ…というのが正直な感想です。ただ、冷静になって考えれば、一つ駒を進めることで、クラブとして、チームとして、選手として経験を積み重ねることができ、マリノスという日本を代表する大きなプロクラブと試合をできることを非常にありがたい機会だと思いますし、この経験をクラブの価値の一つにしていければと思います。駒を一つ進めることを実行した選手たちにおめでとうと言いたいし、感謝しなければいけません。内容を考えれば、浮かれることなく、次の準備をしていかなければいけないと思っています。これからも頑張ります。
(カズの欠場について)ケガです。(出場に向けて)努力してくれましたし、回復を感じながら調整してきましたが、最終的には土曜日に合流しただけで、金曜日までボールを蹴らなかったので、今回は次の試合の準備をしようと話し合いました。この試合しかないのであれば、無理をしてでも出すという判断をしたかもしれませんが、リーグでヴェルスパ大分と、三ツ沢でマリノスと、大きなモチベーションを持てる試合があるわけですから。彼自身も勇気を出して、次の試合を見据えて、今回は欠場することになりました。
(中3日での試合について)選手の起用については考えていかなければいけないと思います。ただこうした過密日程での経験が、プロを目指すチームにとって、選手にとって、クラブにとって必要になってきます。今のカテゴリーで経験できることは、選手だけでなく、それを準備するコーチングスタッフや、それを支えるクラブにとって良い経験になると思っています。5~6月というのは試合の多い期間になってきますから、いかに選手がパフォーマンスを下げずに、詰まった日程の中で、精度を上げるプレーができるか、リスクを冒してゴールに向かうことができるか。僕自身も楽しみですし、いいトライをしていければなと思っています。過密であることを楽しむくらいでやってもらえればと思います。
選手コメント
(試合を振り返って)ゲームコントロールがなかなかできない中での、この難しい試合を勝てたことはチームにとってポジティブな材料だと思います。
(1ゴール1アシストについて)前半は自分たちのサッカーがうまくできなかったので、後半のひとつの決定機を結果に繋げることができて良かったです。先制してからは自分たちのサッカーがハマりだして、流れの中で(北野)純也くんが思い切って足を振り抜いてくれたことが勝利に繋がったと思います。
(2回戦と次節に向けて)天皇杯というリーグ戦とは異なる空気感やクオリティの中で、勝つということの難しさを実感していますが、色々な状況も含めチームの成長過程だと思うので、常に目の前の試合に向けて全力で闘うことが勝利に繋がると思います。またJ1のチームを相手に試合ができるのはとても貴重なので、存分にクオリティを発揮できるように楽しみながらトレーニングしていきたいと思います。応援よろしくお願いします!!
(試合を振り返って)まずはじめに、いつも応援ありがとうございます!!JFLとは違うトーナメントの大会なので、簡単な試合にはならないと思っていました。我慢する時間帯も少なくなかった中で、後半に得点を重ね勝ちきれました。難しい試合にしてしまうのも自分たちのせいなので、メンタル面含め修正していく必要があります。
(今季初ゴールについて)3人目の動きにダイレクトでパスを合わせてくれたのでうまく抜け出せました。いつもシュート練習でイメージしてたシチュエーションだったので、相手に当たりましたが練習通りに決めることができました。ここ数試合で決定機を逸していたので、一つ決められて良かったですが、その後にもチャンスがあったので自分にもっと期待することが必要だと思います。
(2回戦と次節に向けて)J1チームと戦えるこの機会をおもいっきり楽しみ、良い結果を掴み取れるように頑張ります!!そのためにも目の前の大分戦をチーム一丸となって勝ち切れるように全力で戦います!!引き続き応援よろしくお願いします。
昨日の練習後の円陣で(橋本晃司)キャプテンが、「三ツ沢にカズさんを連れて行けるように明日は絶対勝ちましょう!」ということを言ってくれていました。選手のみんなにはさっき「おめでとう」という声をかけましたけど、勝ってよかったです。
(天皇杯について)毎年、本戦になると天皇杯のパンフレットが配られるのですが、必ず後ろのページにある過去の成績を見て、懐かしがっています(笑)。当時のメンバーが載っていて、ヤスさんのゴールで勝った試合…そういう思い出もありますし、マリノスに2年連続で負けた思い出もあります。1月1日に国立競技場で試合をするというのは、特別な感覚でした。みんなが慌ただしく過ごす年末に、普段通りホテルで試合を待つ。日本で2チームしか味わえない。優越感がありましたね。
(三ツ沢でのマリノス戦)今のマリノスはJ1の中でもトップのチームですし、そのマリノスと天皇杯で真剣勝負ができるのは、クラブにとってものすごく大きな財産で、選手にとっては本当に大きな経験を積むことになると思います。実際にやって、肌で感じられることがあると思いますし、それが今後のリーグ戦にも生かされると思います。ただ僕らも遊びに行くわけではないですし、練習試合をしに行くわけでもありません。簡単に勝たせてくれる相手ではないことは分かっていますし、実力は向こうの方がとんでもなく上だと思いますが、勝負はやってみなければ分からないので、全力を尽くしたいと思います。楽しみにしています。