9月10日(日)、東海社会人サッカーリーグ1部第12節が行われ、鈴鹿アンリミテッドFCは有玉グラウンドで常葉大学浜松キャンパスFC(以下常葉大FC)と対戦した。
東海リーグ優勝の行方が決する9月の5連戦で、まずはホームで白星スタートを切った鈴鹿。次なる相手、常葉大FCも学生相手とはいえ油断はできず、5連戦で唯一のアウェーゲームということで緊張感が漂った。
スタメンはGK曵地、DF藏川、藤井、榊、冨士、MF藤田、江頭、泉、堀河、FW藤沢、エフライン。長らく負傷に苦しめられた泉、そして負傷したキローランに代わって榊が初先発となった。
猛暑の中、鈴鹿は立ち上がりから常葉大FCの若さ溢れる勢いに押され気味。突破口を見出せないまま、ウォーターブレイクで小澤監督からの指示を仰ぐ。
この給水後、鈴鹿はようやく藤沢とエフラインのところにボールが収まるようになる。すると迎えた38分、中盤で藤田がボールを奪って鈴鹿のカウンターが発動。藤田からのパスを受けた泉が落ち着いてネットを揺らし、鈴鹿が均衡を破る。
しかし、先制されても常葉大FCは下を向かない。後半に入っても常葉大FCの積極性は変わらず、立ち上がり6分にはゴール前のこぼれ球を押し込まれて同点。ここから一気に攻め立ててくるかに思われたが、鈴鹿も持ち直して五分五分の展開に。
後半のウォーターブレイクを経て、鈴鹿は先制点の泉に代わって芦田を投入。さらにはエフラインに代えてパブロを投入し、交代枠を使い切る。
すると36分、元気な芦田が左サイドを切り裂き、クロスボールをゴール前で合わせたのは近藤。采配がピタリと的中し、鈴鹿が再び勝ち越しに成功する。
さらにその直後、近藤の強引なドリブル突破から、ラストパスを受けたパブロがネットを揺らして3-1と突き放す。またしても途中出場の選手が結果を出して見せた。残り時間約10分、常葉大FCの攻勢をしのいだ鈴鹿が、敵地で貴重な勝ち点3を手にした。
9月5連戦も残りあと3試合。次戦となる第13節は9月16日(土)、AGF鈴鹿陸上競技場にFC岐阜SECONDを迎える。