7月2日 (日)、全国社会人サッカー選手権大会の東海地域大会が行われ、鈴鹿アンリミテッドFCは伊賀上野運動公園陸上競技場で藤枝市役所サッカー部と対戦した。
鈴鹿は前日の1日(土)に同じ会場で初戦を行い、Black Kittyと対戦。普段のリーグ戦のメンバーから大幅に入れ替えた陣容で臨み、引いて守る相手に苦戦し前半をスコアレスで終えたものの、後半開始早々にオウンゴールで先制すると、29分には右サイドからの折り返しを柿本が合わせて2-0で完封勝ち。翌2日に全社出場権を懸けて藤枝市役所と対戦することとなった。
スタメンはGK曵地、DF藏川、藤井、キローラン、冨士、MF藤田、江頭、堀河、吉田、FW柿本、近藤。前日とは打って変わり、直近のリーグでのFC刈谷戦とまったく同じメンバーで臨んだ。
藤枝市役所は現在、東海2部とはいえ、昨シーズンまで1部に所属していた難敵。猛暑の中の連戦ということもあり、ウォーターブレイク(給水タイム)も取られる中、鈴鹿は優位に試合を進めながらも藤枝市役所の守備を切り崩せず、前日同様に無得点のまま後半へ。
迎えた後半、吉田に代わって投入された矢野が途中出場選手としての役目を果たす。12分、中盤で前を向いた矢野のスルーパスに左サイドを抜けた冨士がクロスを入れると、ファーサイドの近藤がダイレクトで合わせて均衡を破る。
一発勝負ということもあり、点を取らなければならなくなった藤枝市役所が前から圧力をかけるが、鈴鹿はうまくいなしながら、効率よくカウンターを狙う。「昨日の初戦のように得点を奪った後、ガムシャラに追加点を取るのではなくて、うまく試合を落ち着かせることができた」と冨士が振り返ったように、鈴鹿は試合をコントロールしていく。
38分には、堀河の右CKを冨士が頭で合わせて追加点を奪い、勝負あり。終了間際には堀河のラストパスを受けた近藤がこの日2点目を冷静に決め、3-0で快勝し全社出場権獲得を果たした。
全社本戦は10月14日~18日に福井県にて行われ、出場32チーム中上位3チームに入ることができれば、東海リーグで優勝を逃したとしてもJFL昇格を争う全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場権を得ることができる。
なお、リーグ再開となる次戦は7月16日(日)、トヨタ蹴球団と中京大学グラウンドでのアウェーゲーム。次のホームゲームは7月22日(土)、AGF鈴鹿陸上競技場にChukyo univ.FCを迎える。