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第52回全国社会人サッカー選手権大会 東海予選(三重ブロック) マッチレポート

2016年7月6日
  • #トップチーム

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7月3日(日)、全国社会人サッカー選手権大会(以下、全社)の東海地区予選が行われ、前日にNK可児を10-0と粉砕した鈴鹿アンリミテッドFC(以下、鈴鹿)は、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でFC刈谷に2-1と競り勝ち、10月に行われる全社への出場権を獲得した。

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リーグ開幕前の三重県選手権でヴィアティン三重を下し優勝した鈴鹿は、三重県1位で全社予選に臨んだ。一方、愛知県1位と目されていたFC刈谷は愛知県選手権でまさかの準優勝に終わり、愛知県2位で鈴鹿と同じブロックへ。東海社会人サッカーリーグ1部でも優勝を争うライバルが、リーグでの対戦より先に、東海予選で激突することとなった。

スタメンはGK岡田、DF村田、藤井、野口、藤田、MF吉川、渋谷、小澤、矢野、泉、FW北野。前日のNK可児戦でダブルハットトリックを達成した近藤や復調した柿本はベンチからのスタートとなった。

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昨シーズンの東海王者にして今シーズンも開幕8連勝と勢いに乗る刈谷に対し、鈴鹿は立ち上がりからがっぷり四つ組み合い、セットプレーを中心に徐々に押し込む展開へ。すると30分、小澤の左CKをファーサイドの藤田が頭で折り返し、ペナルティーエリア内左でフリーになっていた野口が冷静なトラップからゴール右隅へと流し込んで鈴鹿が均衡を破る。

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1点リードで迎えた後半、追いかける刈谷が反撃に出るものの、鈴鹿の最終ラインは危なげない守備で対応。61分には吉川に代えて大村、北野に代えて柿本を投入する。

すると67分、高い位置で矢野がボールを奪い、大村を経由してバイタルエリアでボールを受けた小澤が右に展開。走り込んでいた矢野がフリーでゴール前にクロスを上げると、柿本が頭で合わせて追加点を挙げた。

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その後、小澤が福島との交代で下がったことで相手への脅威が少なくなり、2点を追う刈谷が攻勢に出る。76分にはゴール前に合わせられたFKをGK岡田がクリアしきれず、1点差に詰め寄られてしまう。

刈谷の猛攻に晒される鈴鹿はマイボールの時間が少なくなり、守勢の時間帯が続くものの、集中力は切らさず、チーム一丸となって守りきる。試合終了の笛が鳴ったとき、崩れ落ちたのは刈谷だった。

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この勝利で、全社出場権を獲得した鈴鹿。それ以上に、リーグ戦を独走する刈谷に勝利したという事実は、リーグ優勝を占う意味でも大きな価値を持つ1勝だった。2年振り4回目の出場となる全社は10月21日~26日に愛媛県松山市にて開催される。

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