「即時決済されるデビットカードなら、家計管理しやすそう!」「デビットカードは使えないところが多いって聞いたけど、コンビニやスマホ代の支払いに使える?」と考えていませんか。
預金口座に残高がないと支払えないデビットカードなら、使いすぎを防げて安心ですよね。
デビットカードはスピーディーに決済でき、キャッシュバックやポイント付与されるのが特徴です。
本記事では、デビットカードが使えない店と理由、反対に使える店一覧と使える店が多いおすすめカード3選を紹介します。
デビットカードの特徴を知ったうえで申し込みたい人はぜひご覧ください。
デビットカードを使えないところが多いのはなぜ?セブンイレブンは使えない店?
デビットカードは2種類あり、使えないところが多いのはカードの種類の影響かもしれません。
- J-Debit:銀行や信用金庫が発行
- ブランドデビットカード:VisaやMastercard、JCBなどの国際ブランド入り
J-Debitは、銀行のキャッシュカードを使います。百貨店や家電量販店、ホテルなどの限られた店舗でしか使えず、セブンイレブンやファミリーマートでも使用できません。
ローソンでは、提携金融機関のキャッシュカードの支払いができます。
ブランドデビットカードは、国際ブランドに対応している加盟店で使えるカードです。セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンで利用できます。
また、デビットカードの種類によって、店のポイント還元率が違う場合があります。
例えば、ヨドバシカメラではJ-Debitの還元率は10%ですが、ブランドデビットカードはクレジットカードとして決済されるので8%還元です。
デビットカードの種類 | J-Debit | ブランドデビットカード |
特徴 | 銀行や信用金庫が発行する キャッシュカードを利用 J-Debit加盟店で使える | 国際ブランドが付いたデビットカード |
利用可能店舗(例) | 京王百貨店 小田急百貨店 ドン・キホーテ ケーズデンキ ビックカメラ ヨドバシカメラ アパホテル ホテルリブマックス JTB | 原則、国際ブランド加盟店 |
ネットでデビットカードを使えない時の原因・対処法
ネットでブランドデビットカードが使えない時の原因は、6つ考えられます。デビットカードが使えない時は、クレジットカードまたは現金で支払いましょう。
- 残高が不足している
- 利用限度額を超えた
- 対応していない国際ブランドだった
- 加盟店側で利用を制限している
- 不正利用だと判断された
- 対応していない決済手段だった
デビットカードは即時決済なので、預金口座に残金がないと利用できません。また、銀行ごとに1日や1か月の利用限度額が決められています。
店が対応していない国際ブランドのデビットカード・クレジットカードでは支払えません。
利用できる国際ブランドであっても「えきねっと」のように決済や払戻できない場合があるため、デビットカード決済を推奨していないケースがあります。
また、デビットカードは不正利用だと判断された時も決済できない仕組みです。
公共料金やサブスクなど毎月引き落とされる支払いは、引き落としのタイミングに預金口座に残高があるかわかりません。
料金を回収できないリスクがあるため、サービスによってはデビットカード決済に対応していません。
例えば、スマホ利用料ではドコモ・au・ソフトバンクの大手3社は利用可能とされており、ahamoやUQ mobileではデビットカードを発行するカード会社ごとに利用の可否が変わります。
デビットカードの残高あるのに使えない時の原因・対処法
「デビットカードの残高があるのに使えない」と困った時の原因は、2つあります。1つ目は利用先、2つ目はデビットカードの不具合等が原因です。
デビットカードの多くは、ガソリンスタンド・高速道路・機内販売では使えません。
ガソリンスタンドや高速道路のETCは支払方法を指定してから利用金額が決まるため、デビットカードでは預金口座の残高が不足して料金を回収できない可能性があります。
クレジットカードを使わずにETCカードを使いたい時は、高速道路6社が共同で発行するETCパーソナルカードの申込を検討してみましょう。
飛行機の機内販売では、通信機器が使えません。クレジットカードで高額な買い物をした時は、パスポートを見せて着陸後にカードが使えるかどうかを確認する場合がありますが、デビットカードは即時決済のため利用できません。
デビットカードの不具合等が原因で使えない理由は、4つ考えられます。
- ICチップや磁気不良が起きている
- 有効期限が切れている
- 暗証番号が誤っている
- J-Debitと勘違いされている
デビットカードは、ICチップや磁気の不良が起きると使えません。スマホやカバンの留め具、カードキーなどの磁気を発する物に近づけないようにしましょう。
デビットカードを利用できない時は、カード会社のカスタマーセンターに連絡してみてください。
デビットカードには有効期限があり、期限が切れていると使えません。1年以内に利用していないと更新時期がきても自動発送されないカードもありますが、手続きすると新しいカードが発行されます。
また、デビットカードにもかかわらず支払えないのは、単純にJ-Debitと勘違いされているかもしれません。勘違いされない決済手順を確認しましょう。
デビットカードを使う時はなんて言う?使える店一覧をチェック
「デビットカードを使う時になんて言う?」と迷ったら「カードで」または国際ブランド名「Visaで」と伝えましょう。
「デビットで」と伝えると、J-Debitと間違われて決済できない可能性があります。ブランドデビットカードの利用前に、使える店の一覧をチェックしておきましょう。
【デビットカードを使える店】
- ドコモ
- au
- ソフトバンク
- UQ mobile
- ahamo
- ワイモバイル
- 東京電力
- 関西電力
- 日本放送協会
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- イオン
- Amazon
- iTunes
- U-NEXT
- ツタヤディスカス
- すかいらーくグループ
- ツルハドラッグ
- しまむら
- 西松屋
※カード会社によって、デビットカードを利用できないサービスもあります。
ただ、カード会社ごとに利用できるサービスは違います。例えば、U-NEXTはりそなデビットカードを使えますが、Sony Bank WALLETでは支払えません。
デビットカード別に使えないサービスも紹介します。
デビットカード名 | 利用できないサービス(例) |
三菱UFJ-JCBデビット | タイムズカーシェア audibook.jp ガソリンスタンド |
三井住友カードSMBCデビット | 月額料金の支払い インターネットサービスプロバイダー 高速道路料金 |
りそなデビットカード | オリックスカーシェア J:COM nanaco |
Sony Bank WALLET | プレミアムウォーター ライフネット生命保険 WOWOW |
ゆうちょデビット | 公共料金 携帯電話料金 機内販売 |
ゆうちょ銀行では、取扱のない加盟店はゆうちょデビットデスクで問い合わせできます。
また、PayPay銀行ではVisaデビットカードを利用できなかった時に、調査・改善してくれる取り組みもあるので気軽に連絡してみましょう。
使える店が多いおすすめのデビットカード3選
使える店が多いおすすめのデビットカード3選を紹介します。
- Sony Bank WALLET
- PayPay銀行Visaデビットカード
- 楽天銀行デビットカード
①Sony Bank WALLET
Sony Bank WALLETは、0.5〜2.0%のキャッシュバックを受けられるデビットカードです。
還元率は、Club Sのステージで変わります。
翌月25日にキャッシュバック分を入金してくれるほか、すぐに使える便利な仕組みが特徴です。
セブン銀行やイオン銀行などの提携ATMの預入と月4回までの引出が無料で使えて、急な出費に重宝するサービスです。
コンビニやスーパーだけでなく、Visaが使える公共料金の支払いやネット上の決済に使えます。ただ、d払いやラクマは、最終利用日から15日間利用できません。
補償も充実しており、60日以内に購入した商品の破損や盗難は年間50万円まで補償対象です。不正利用があった時も、30日前までさかのぼって補償されます。
口座開設の手段は、スマホとペーパーレスの2種類です。
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.5~2.0% |
審査・発行時間(約) | ▼スマホ口座開設 3日程度で口座開設 開設完了から約10日で配送 ▼ペーパーレス口座開設 2日程度で口座開設 開設完了から5~7日で配送 |
国際ブランド | Visa |
利用限度額 | ▼国内・国外ショッピング 1日あたり0〜200万円 1か月あたり0〜1,000万円 ▼海外ATM 変更可能範囲0円〜100万円 |
入会資格 | 満15歳以上(※) |
②PayPay銀行Visaデビットカード
PayPay銀行Visaデビットカードならカードレスを選択でき、カードを落とす心配がありません。
最大4枚のカード番号を発行できるため、用途ごとにわけて使えます。
使わない時はカード番号を停止できる仕組みなので、ネット上でのカード利用に抵抗がある人も安心して使えるデビットカードです。
また、ガソリンスタンドでは3,000円以上の預金残高があると利用できます。3日間で3回までの回数指定はありますが、デビットカードでガソリン代を支払いたい人にはうれしい特典です。
本デビットカードは、世界中のVisaマークがある店で使えます。500円につき1円分のPayPayポイントを貯められますから、現金よりもお得です。
銀行が休みの日は使えませんが、PayPay銀行デビットカードはゴールデンウィークや年末年始に営業していた実績があり、大型連休でも安心して使えます。
年会費 | 無料 |
還元率 | 0.2% |
審査・発行時間(約) | 最短5日でカード到着 |
国際ブランド | Visa |
利用限度額 | 1日あたり最大500万円(※1) 海外ATM:24時間あたり10万円 海外店舗(海外のネットショップ含む): 24時間あたり200万円 |
入会資格 | 満15歳以上 |
③楽天銀行デビットカード
楽天銀行デビットカードは、3種類の国際ブランドから好きなブランドを選べます。
Visa・Mastercard・JCBから選択でき、すでに持っているデビットカードやクレジットカードと別の国際ブランドを作りたい人に便利なカードです。
また、利用金額100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まり、1ポイント=1円として、最低50ポイントからデビットカードの支払いに使えます。
海外ATMから通貨を引き出した時の楽天ポイントは、JCBブランドの場合は付与されますが、VisaとMastercardはもらえません。
海外での使用頻度で、国際ブランドを選択してはいかがでしょうか。
新規の口座開設時にデビットカードを申し込むと、1回以上の利用で最大500円がもらえるキャンペーンが毎月開催されています。
「デビットカードを使ってみたい」と考えている人が気軽に取り組める企画なのでおすすめです。
年会費 | 無料 |
還元率 | 1.0% |
審査・発行時間(約) | 1週間〜10日で配送 |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
利用限度額 | 1日当たり100万円 1,000円単位で変更可能 海外提携ATM:1日あたり最大20万円 |
入会資格 | 16歳以上 |
まとめ
デビットカードには、ブランドデビットカードとJ-Debitがあります。
ブランドデビットカードなら使う時に「カードで」「Visaで」と言うと、セブンイレブンなどのコンビニやスーパー、ドラッグストアで使える仕組みです。
国際ブランドに対応していなかったり、カードの利用限度額を超えていたりすると、デビットカードで決済できません。
本記事で紹介した使える店が多いおすすめのデビットカード3選は、以下の通りです。
即時決済されてキャッシュバックやポイント還元が魅力のデビットカードに、ぜひ申し込んでみましょう。