「リゾートバイトでも社会保険は入るべき?」
「リゾートバイトで社会保険に入りたくない場合はどうすればいい?」
社会保険はメリットも多い反面、給与から天引きされるため手取りが少なくなるといったデメリットもあります。
人によっては手取りが少なくなるのが嫌で、社会保険に入りたくないと感じる方もいるかもしれません。
しかしながら、一定条件を満たすと社会保険には必ず入らなければいけないのです。
本記事では、リゾートバイトの社会保険の疑問点やメリット・デメリットについて解説します。
リゾートバイトの社会保険「入りたくない」「入りたい」は自分で決められない
社会保険は、会社に勤める正社員だけでなく、一定の条件を満たした非正規社員も加入が義務付けられています。社会保険は複数の保険の総称です。
それぞれ加入条件などは異なりますが、社会保険と呼ばれているのは以下の通りです。
- 医療保険
- 年金保険
- 介護保険
- 雇用保険
- 労災保険
社会保険料は、月々の給与から差し引かれ、会社が納付しています。社会保険は法律で加入条件が決められており、条件を満たしていれば加入しなくてはいけません。
そのため、リゾートバイトだからといって、社会保険に「入りたい」「入りたくない」と思っても自分で加入を決められるものではないのです。
扶養内で働く場合、リゾートバイトで稼げる金額には上限がある
扶養とは、家族や親族が稼いだお金で経済的援助を受けることです。パートやアルバイトでも、扶養されている状態で収入を得ることが可能です。
アルバイトの場合、年収が103万円を超えると所得税を払う必要があります。
年収103万円とは、手取りではなく通勤手当などの非課税の手当を除いた総支給額(額面金額)ですので注意しましょう。
また、健康保険や厚生年金に関する社会保険上の扶養では、年収130万円が一定のラインになります。年収が130万円を超えると、社会保険上の扶養からも外れなければいけません。
ただし、年収が130万円未満でも以下の条件を満たす場合は社会保険上の扶養から外れるため、注意が必要です。
- 所定労働時間が週20時間以上30時間未満
- 1ヶ月の賃金が8.8万円以上
- 勤務期間が2ヶ月以上の見込み
- 勤務先の従業員が101人以上(厚生年金の被保険者数)の企業(※)
- 学生は対象外
※2024年10月から、勤務先の従業員が51人以上(厚生年金の被保険者数)の企業が対象に含まれるようになることが決定しています。今はまだ対象ではない方も、扶養から外れる可能性がありますので注意が必要です。(参照:厚生労働省社会保険適用拡大特設サイト)
リゾートバイトの社会保険に加入する場合、国民健康保険証を返却しなければならない
リゾートバイトの社会保険に加入するタイミングは、雇用形態などに関わらず、雇用開始日より始まります。
国民健康保険に加入している場合は、社会保険に加入する前に自分で脱退の手続きを行い、国民健康保険証を返却しなければいけません。
国民健康保険証を返却する際、必要になるものは以下のとおりです。
- 新しい社会保険証
- 元の国民健康保険証
- 本人確認書類
ただし、各役所で必要なものは異なるので、事前に確認しておきましょう。
リゾートバイトでは、住み込みで遠方に移ってしまっている場合もありますが、郵送などで対応できるケースもあります。
リゾートバイトの社会保険に入るメリット
リゾートバイトで社会保険に入るメリットは2つあります。
- 医療保険を受けられる
- 雇用会社側にも保険料を支払ってもらえる
医療保険を受けられる
社会保険に加入すると、病気やケガの治療費の一部を負担してくれる「医療保険」が使えるようになります。
医療保険は年齢によって区別されていますが、健康保険証の提示により多くの方が3割負担で病気やケガの治療を受けられるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
また、病気やケガ、出産などで仕事を休まなければならない場合、傷病手当や出産手当として賃金の3分の2程度の給付を受け取ることも可能になります。
雇用会社側にも保険料を支払ってもらえる
社会保険である年金保険料と医療保険料は、雇用会社側と折半して支払います。そのため、個人で国民健康保険料を支払うより負担が軽くなるのが特徴です。
これは法律で決められており、必ず支払ってもらえます。社会保険に加入することで自己負担額を減らせるので、気分的にも楽になるでしょう。
リゾートバイトの社会保険に入るデメリット
リゾートバイトで社会保険に入るデメリットは以下の2つです。
- 毎月の給料から社会保険料が徴収される
- 加入条件に該当すると無条件で社会保険適用となる
毎月の給料から社会保険料が徴収される
条件を満たしているなら、社会保険には必ず加入しなければいけません。そして、保険料は毎月の給料から天引きという形で徴収されます。
このように、手取りの収入が下がるため、手元に残るお金が少ないと感じる方もいるかもしれません。
加入条件に該当すると無条件で社会保険適用となる
社会保険に入りたくないと思っても、一定の条件を満たしていれば無条件で社会保険を適用する企業があります。
扶養に入っている学生も、2ヶ月と1日以上働くと社会保険に入る必要があります。
せっかく働いた給料の手取りが減るのは残念に思うかもしれませんが、国民健康保険だとしても保険料は払わないといけないので、将来への保険だと思ってプラスに考えましょう。
社会保険のサポートがあるリゾバ派遣会社で安全かつ確実に稼ぐのがおすすめ
社会保険のサポートがある、おすすめのリゾートバイト派遣会社を3つ紹介します。
- リゾートバイト.com
- OMOTENA(スタッフエージェント)
- ワクトリ
①リゾートバイト.com
リゾートバイト.comは業界トップクラスの高時給で稼ぎやすく、実際にゼネラルリサーチの調べではリゾートバイト時給満足度No.1に選ばれています。
他社と同じ勤務地の時給を徹底調査しているため、スタッフが良い条件で働けるよう、サポートの充実度に定評があります。
寮費・食費・光熱費が基本的に無料なので、出費も少なく働いた分だけ貯金に回せるのも魅力の一つです。
全国各地の仕事をエリアや期間、職種、時給などの条件に細かく指定して検索できるため、自分にぴったりな案件を探せるでしょう。
気になる職場の男女比や年齢比、未経験者・経験者の割合をチェックでき、友人同士や恋人同士で応募する方が多いのもポイントです。
会社名 | 株式会社グッドマンサービス |
おもな勤務地 | スキー場 レストラン・洗い場 ホテル・旅館 清掃・裏方スタッフ ペンション |
特徴 | 業界屈指の高時給で稼ぎやすい 細かい条件検索が可能 寮費・食費・光熱費無料の案件多数 担当者が付き添ってサポート |
②OMOTENA(旧スタッフエージェント)
OMOTENAは、株式会社スタッフエージェントが運営する人材派遣会社です。観光地での就労を支援しており、ホテルや旅館の人材サービスを専門としています。
とくに、ホテルや旅館の接客業への就労支援に強く、未経験でも丁寧に教えてもらえるのが特徴です。
担当者は全員ホテル旅館の実務を経験しており、気になることや不安などを一緒に理解して対応してもらえるので心強いでしょう。
主な募集期間は、1週間の短期から3ヶ月以上の長期まで幅広く対応しているため、自分の都合やタイミングにあわせながら働けます。
ホテルや旅館の接客業の仕事数が多いところが特徴として挙げられていますが、季節に沿ったマリンスポーツやゲレンデバイトといった職種のスタッフも募集されています。
会社名 | 株式会社スタッフエージェント |
おもな勤務地 | ホテル・旅館 レストラン・洗い場 清掃・裏方スタッフ マリンスポーツ・トレッキング |
特徴 | 未経験可の仕事が多い 職種や時給など細かい条件検索が可能 担当者のサポートが充実 |
③ワクトリ
ワクトリでは1週間の短期から3ヶ月以上の長期まで、リゾートホテルや旅館、テーマパーク、スキー場、レジャー施設で住み込みながら働けるさまざまなリゾートバイトを取り扱っています。
また、リゾートバイトだけでなく、普通のアルバイトや正社員求人も掲載している派遣会社です。
公式LINEで友だち登録しておくと、リゾートバイトへの応募もLINEから簡単に送れます。
こだわり条件も充実しているため、自分にぴったりの仕事が見つけやすいのもポイントです。
食費・光熱費・寮費をできるだけ抑えながら貯金したい方は、ぜひワクトリで好条件のリゾートバイトを探してみてください。
会社名 | 株式会社ワクトリ |
おもな勤務地 | スキー場 テーマパーク ホテル・旅館 マリンスタッフ レストラン・調理 |
特徴 | 寮費・食費・光熱費無料の案件が多い 勤務地までの往復交通費が支給される 給料即払い制度あり(給与当日振込対応) サポート体制が充実している Wi-Fi特別割引あり DMM英会話サービス無料 |
まとめ
社会保険に加入することは将来や日々の生活にとても大切です。
もちろん、加入すると給料の手取りが減ってしまうなどのデメリットもありますが、それらのお金はいずれどこかで支払わないといけないため、損をしているわけではありません。
ただし、扶養内で働きたいといった条件がある場合は、自分でしっかりシミュレーションをして可能な範囲で働きましょう。
リゾートバイトは、非日常の生活を送れる魅力があります。ぜひ、今回紹介したおすすめのリゾートバイトの派遣会社から、自分にぴったりの働き方を見つけてください。