「ファクタリングとは?やばい違法業者から取り立てされる?」
「ファクタリング違法業者の判例が知りたい!」
ファクタリング利用にあたって、上記のような不安を抱える個人事業主も多いでしょう。ファクタリングで資金繰り問題を解決するなら、優良な業者を利用したいですよね。
とはいえ、ファクタリングにはやばい違法業者もいると聞き、利用をためらっている方も少なくありません。
本記事では、ファクタリングが違法ではなく合法である理由をはじめ、やばい違法業者の見極め方や安心安全に利用できるファクタリング業者3選を紹介しています。
個人事業主も利用できる優良ファクタリング業者を厳選しているので、困ったり悩んだりしている方は、ぜひ本記事を役立ててください。
ファクタリングとは?違法ではなく合法の資金調達法。金融庁・貸金業法など
ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング業者に買い取ってもらい、取引先から入金される日よりも早い段階で現金化するサービスです。
近年、ファクタリングは「借りない資金調達法」として注目されており、経済産業省からも活用を推奨されています。
ファクタリングを利用する際は所定の手数料が引かれるため、本来入金される金額より少なくなってしまいますが、決して違法なサービスではありません。
ファクタリング は売買契約によって成り立っており、貸金業法の範囲外です。
ただ、ファクタリングには明確な法的整備が未だなされておらず、一部にやばい違法業者が潜んでいるのも事実です。
金融庁もファクタリングを装ったヤミ金業者に関する注意喚起を行っているので、注意しましょう。
【判例付き】ファクタリングのやばい違法業者の見極め方
本章では、判例を参考にしながら、ファクタリングのやばい違法業者の見極め方を解説します。
- 手数料と背負うリスクに妥当性がない
- 契約内容や手続きの際の書類が不透明
- 債権を全額買い取らない
償還請求権ありで貸し倒れリスクを負っていないのに手数料が高い
ファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース契約)が主流ですが、やばい違法業者は償還請求権あり(ウィズリコース契約)を提案してくる傾向にあります。
償還請求権とは、取引先が倒産などで売掛金を支払えなかった場合、ファクタリング業者が利用者に対して費用を請求できる権利です。
そもそも、償還請求権なしのノンリコース契約においては、ファクタリング業者が相応のリスクを背負っているからこそ、利息制限法を超えた手数料を設定できます。
しかし、このようなリスクも背負わずに法外な手数料を設定するのは、妥当性がありません。ファクタリング業者を装った高利貸付の可能性が高いため、注意しましょう。
【判例】 2018年10月〜2019年4月頃にかけて、貸金業の登録をせず、ファクタリングを装い、実質的な高利貸付を行っていたとして、東京都内のコンサルティング会社社長11名(男性)が逮捕されました。容疑は、貸金業の登録をせずに営業した「貸金業法違反」と、超高金利の貸付による「出資法違反」です。 |
契約内容や提出する書類が曖昧
正規のファクタリング業者では、一般的に取引履歴のコピーや確定債権(入金が約束されている請求書)の提出を求められます。
これは、妥当性のある手数料を設定するため、また、債権の確実性を判断するためです。
しかし、やばい違法業者は提出を求める書類が曖昧だったり、最悪の場合は書類なしの口約束で済ませたりするケースもあります。
契約内容についても、利用者が納得・理解できるよう十分に説明しないなら、かなりやばい違法業者だと認識して良いでしょう。
後々「言った・言わない問題」に発展しかねませんし、トラブルのもとになるので、総じて対応が適当なファクタリング業者の利用は避けてください。
一部の債権しか買い取らない(債権回収後に全額支払う)
一部の債権しか買い取らず、債権回収後に全額支払うようなファクタリング業者は、やばい違法業者の可能性が高いと言えます。
この場合、一部の債権を買い取った後、利用者が取引先から売掛金を回収してファクタリング業者に返済しない限り、残りの債権を買い取ってもらえないケースがほとんどです。
ファクタリング業者は債権の回収リスクを負っていませんし、そもそも債権全額を買い取ってもらわなければ、資金繰り解決のためにサービスを利用している意味がありません。
高い手数料を設定されているなら、行き詰まった資金繰り難を脱却するのはなおさら難しくなるので、気をつけましょう。
【判例】 2016年11月~2020年4月にかけて、貸金業無登録でファクタリングを装い、中小企業をメインに法外な高金利の貸付を行ったとして、一般社団法人「ハートフルライフ協会」の幹部の男性6名が逮捕されました。容疑は、前述した判例と同様に「貸金業法違反(無登録営業)」と「出資法違反(超高金利)」です。 |
違法性のない安心安全なファクタリング業者3選
違法性のない安心安全なファクタリング業者3選を紹介します。
- QuQuMo(ククモ)
- トップマネジメント
- ビートレーディング
全て、法人のみならず個人事業主も利用できるファクタリング業者なので、ぜひチェックしてみてください。
QuQuMo(ククモ)
QuQuMoは、クラウドサインによりオンライン完結&非対面で利用できるファクタリングサービスです。
GMOあおぞらネット銀行が携わっており、売掛金未回収などのリスクを最小限に抑えることに成功しているため、手数料も1%〜と業界最安水準になっています。
売掛金さえあれば法人・個人問わず利用でき、面倒な書類提出も必要ありません。請求書と通帳の2点のみで、簡単に申し込めます。
個人事業主の資金サポートにも注力しているので、銀行融資を受けられない方や柔軟に対応して欲しい方は、ぜひ検討してみてください。
手数料相場 | 1%〜 |
利用可能額 | 上限なし |
即日入金 | 可(最短2時間) |
個人事業主 | 可 |
トップマネジメント
トップマネジメントは売掛金買取率において業界No.1を誇っており、累計買取高は100億円にのぼります。
資金調達のスピードを強みとしているだけでなく、3〜6ヶ月の支払いサイトが長い売掛金に対応する柔軟さも魅力です。
また、取引先が法人であれば、個人事業主でも問題なく利用できます。中小零細企業へのサポートをメインとしているため、資金繰りに困っているなら迷わず相談してみましょう。
長年培ったコンサルティング力により、根本的な財務問題を解決できるほか、売上高の向上も期待できます。
手数料相場 | 3.5〜12.5% |
利用可能額 | 30万円〜3億円 |
即日入金 | 可 |
買取実績 | 45,000件以上 |
個人事業主 | 可 |
ビートレーディング
2012年創業のビートレーディングは、年々利用者を増やし続けており、取扱件数は累計58,000社に達しています。
最短5時間で資金調達を可能とする圧倒的なスピードをはじめ、良心的な手数料や自由度の高い利用可能額など、支持される理由は申し分ありません。
赤字決算・債務超過でも申し込めるため、自信がなくてもまずは気軽に相談してみましょう。審査結果は最短30分でわかり、スピーディーな資金調達が望めます。
ファクタリング業界のパイオニアとしても名高いので、ぜひチェックしてみてください。
手数料相場 | 2社間:4〜12% 3社間:2〜9% |
利用可能額 | 無制限 (過去実績:3万円〜7億円) |
即日入金 | 可(最短5時間) |
最大買取率 | 98% |
個人事業主 | 可 |
まとめ
ファクタリングとは、売掛債権を早期現金化するサービスです。
経済産業省からも推奨されている合法的なサービスであり「違法なのでは?」「取り立てられない?」「違法金利じゃない?」と不安になることはありません。
しかし、法的整備がなされていないことから、ファクタリングを装ったやばい違法業者がいるのも事実です。
やばい違法業者に騙されないためにも、ファクタリング利用においては以下の注意点を押さえておきましょう。
- あまりにも手数料が高い
- 契約や書類手続きが手抜き
- 一部の債券しか買い取ってもらえない
上記の特徴を持つファクタリング業者は違法業者の可能性が高いので、注意してください。
やばい違法業者の見極め方や判例を参考に、安心安全に利用できるファクタリングを選び、資金繰り問題を解決しましょう。