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東海社会人サッカーリーグ第5節 藤枝市役所サッカー部戦 マッチレポート

2016年6月8日
  • #ニュース

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6月5日(日)、東海社会人サッカーリーグ1部の第5節が行われ、鈴鹿アンリミテッドFC(以下、鈴鹿)はAGF鈴鹿陸上競技場(石垣池公園陸上競技場)で今シーズン初の試合に臨み、藤枝市役所サッカー部(以下、藤枝)に3-0と完封勝ちを収め、2連勝を飾った。

朝からパラパラと雨が降り注ぐピッチコンディションの中、鈴鹿が迎えたのは“最強の公務員”と称される藤枝。高い身体能力と規律ある戦い方を見せる難敵だが、消化試合の少ない鈴鹿はここまで全勝で首位のFC刈谷を猛追すべく、1試合も落とすことはできない。

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スタメンはGK岡田、DF村田、藤井、野口、藤田、MF渋谷、吉川、矢野、泉、小澤、FW北野。村田が負傷から復帰し、ゴールマウスは2試合連続で岡田が守る。開幕戦を欠場し、前節は4ゴール全てに絡んだ小澤も2試合連続で先発だ。

まずは藤枝の守備を鈴鹿がどう崩すかが焦点となったが、先制点が決まったのはわずか3分の出来事だった。小澤の右CKがゴール前でこぼれ球となり、反応した藤田がゴール左隅へと押し込んだ。

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その後も鈴鹿のチャンスは続き、9分に小澤のFKを藤田が頭で合わせるもGKがファインセーブ。26分には村田のクロスがフリーの北野に通るも、ヘディングを叩きつけられず枠の外へ。28分、カウンターから左サイドを抜けた泉のクロスに小澤が飛び込むも、ボール1個分届かず。37分、左サイドを崩して抜け出した藤田のクロスをニアサイドの北野が頭で捉えるもGKがパンチでしのぎ、そのCKを小澤が蹴ると、藤井が頭で合わせるも再びGKに阻まれる。40分には小澤、泉とつないで最後は北野がネットを揺らすもオフサイドの判定。

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数多くのチャンスを作り出しながらもわずか1得点にとどまった鈴鹿は、ハーフタイムに矢野を下げて堀河を投入。すると後半開始わずか1分、右サイドのスローインから、堀河の戻しを受けた村田がゴール前にクロスを放り込む。ペナルティーエリア中央で完全にフリーとなっていた北野がこの絶好機を逃すはずもなく、ヘディングでゴール左へと流し込んでリードを広げる。

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さらに5分には、小澤の右CKが再びゴール前でこぼれ球となり、反応したのは村田。難なくネットを揺らして鈴鹿が試合を決定付ける3点目を奪った。

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こうなると、さらなる追加点を奪いに行くか、守備をベースに無失点を目指すかでチームの意思統一が問われるが、鈴鹿の選択はまず無失点。圧力を増した藤枝の攻勢に耐えつつ、泉に代えて福島、渋谷に代えて小西と攻撃的なカードを切り、守備一辺倒にはしない。機を見たカウンターで追加点に迫る場面もあったが、スコアは動かず試合終了。3-0で今季2勝目を挙げた。

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東海リーグは第5節を終え、FC刈谷が5連勝で首位。鈴鹿はこの日、ようやく3試合を消化し、勝ち点を7に伸ばした。順位上では4位だが、試合数が少ない分、今後の巻き返しが期待される。

次戦となる第6節は6月12日(日)、Chukyo univ.FCとの中京大学グラウンドでのアウェーゲーム。また、6月26日(日)は第8節もヴィアティン三重とのNTN総合運動公園サッカー場でアウェーゲームが続き、次のホームゲームは7月10日(日)、AGF鈴鹿陸上競技場(石垣池公園陸上競技場)に常葉大学浜松キャンパスFCを迎える。