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東海社会人サッカーリーグ 第11節VS 矢崎バレンテFC マッチレポート

2015年10月14日
  • #トップチーム

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Rampole151010_057一足先に最終節を迎えた首位のFC刈谷が東海社会人サッカーリーグ1部優勝を決め、今シーズンの2位が確定したFC鈴鹿ランポーレ。矢崎バレンテFCを迎えるホーム最終戦ではリーグ戦に駆けつけ応援してくださったサポーターへの感謝を伝えるべく、勝ってシーズン最後を飾りたい。

Rampole151010_070スタメンはGK柴田、DF藤田、久保、温井、大村、MF保﨑、山之内、小澤、矢野、FW北野、北脇。前節、退場した榊に代わり、久保がセンターバックを務めた以外はほぼ前節と同じメンバーでホーム最終戦に臨んだ。

Rampole151010_1522分、GKからのロングボールに抜け出した畑がヘディング。飛び出した柴田は触れず、ボールは無人のゴールへと向かうが、左のポストに当たって救われる形となった。9分には、スルーパスに畑が抜け出し、柴田との1対1を迎えるが、ここは柴田がシュートコースを読みセーブ。立て続けのピンチを切り抜ける。

Rampole151010_103立ち上がりは矢崎バレンテのシンプルなロングボールに苦しんだランポーレだが、28分にセットプレーから先制点を挙げる。左CKを小澤が蹴ると、藤田が頭一つ抜けた打点の高いヘディングでゴール左へと叩きつけた。

Rampole151010_125このゴールによって徐々に落ち着きを取り戻すと、40分には相手CKをしのいでカウンター。前線でキープした北脇のスルーパスに久保が抜け出し独走。シュートはGKに阻まれたものの、こぼれ球を繋いで北野のクロスに大村が頭で合わせ、良い時間帯に追加点を奪った。

Rampole151010_135さらに攻めの姿勢を見せるランポーレは前半終了間際、保﨑のサイドチェンジを受けた小澤が右サイドからカットインして左足でゴール左隅へと流し込み3点目。大きくリードして試合を折り返す。

ハーフタイムには、スズランガールズよりチームを支えてくださっているパートナー様の紹介と、全国地域サッカーリーグ決勝大会(以下、地決)進出の条件の説明が行われた。JFL昇格を争う地決には、各地域のリーグ戦に優勝した9チームと、10月17日~21日にかけて行われる全国社会人サッカー選手権大会(以下、全社)の上位3チームが出場するが、すでに各地域のリーグ戦を制しているチームが全社でも出場権を得た場合、全社4位のチームにも出場権が与えられ、さらに全社ベスト4の中に2チーム以上、地決出場権を持っているチームがあった場合には、輪番制により今年は東海リーグ1部の2位チームに出場権が与えられる。すなわち、ランポーレはまだ地決進出の可能性が残されているのだ。

Rampole151010_196そうした状況もあり、地決を見据えても次に繋がる試合をしたいランポーレは矢野に代えてパブロ、足をつった久保に代わって大久保、そして保﨑に代わって杉本を次々に投入。選手層に厚みを持たせたい小澤監督の意図が感じられた。

Rampole151010_192試合を決定付ける4点目は80分、杉本が左サイドからカットインしてゴール前にラストパスを送ると、北野が抜け出しゴール右隅へと流し込んだ。

Rampole151010_213ここまでは文句なしの出来だったランポーレだが、アディショナルタイムにカウンターから失点。無失点で終わることができず、DFの藤田は「ロスタイムという時間帯に失点してしまったのはDFとして課題ですし、そこをゼロで抑えてこそ次に繋がる」と悔しさをにじませ、「もし地決に行けたとしても、そういう厳しさが大切だと思うので、そういうところを突き詰めてやっていきたい」と語った。

Rampole151010_207この試合が今シーズン最後の試合になるのか、それともまだ先があるのか。全社の結果が待たれるが、監督も選手もしっかりと地決を見据え、準備を進めている。