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東海社会人サッカーリーグ 第10節VS FC岐阜SECOND マッチレポート

2015年7月29日
  • #トップチーム

Rampole 150725-A_002

前節、ホームで常葉大学浜松キャンパスFCに終了間際の同点ゴールで3-3と引き分けたFC鈴鹿ランポーレは、前半戦で初黒星を喫したFC岐阜SECONDとのアウェーゲームに臨んだ。

Rampole 150725-A_002スタメンはGK柴田、DF大村、藤田、榊、村田、MF山之内、鈴木、矢野、久保、FW北野、柿本。出場停止の保﨑に代わって久保が久々の先発を果たしたほか、新加入の柿本が先発デビューを飾った。

苦しみながらも引き分けた前節から2週間、ランポーレは北海道の北見で東日本社会人サッカー大会に参加し、東北勢を退けて優勝を果たしている。しかし、移動の疲れや慣れない土地での3連戦は体力的にキツく、コンディション面での不安が懸念されていた。

Rampole 150725-A_022案の定、立ち上がりからホームの岐阜が鋭い出足による球際への寄せを見せ、ランポーレはなかなか前にボールを運べない時間帯が続く。これがデビュー戦となる柿本の高さを生かそうとロングボールを前線に送るが、競った後のセカンドボールを拾えず、試合は時間を追うごとに岐阜のペースになっていく。

Rampole 150725-A_029すると30分、前を向いた森(14番)がスルスルとドリブルを開始。ペナルティーエリアへの侵入を許すと、折り返した速いクロスをクリアしようとした藤田の伸ばした足に当たってそのままゴールへ。痛恨のオウンゴールにより、ランポーレは先制を許してしまう。

追いつきたいランポーレは前半終了間際、左サイドからの大村のクロスをゴール前の柿本が頭で合わせてネットを揺らす。しかし、これはオフサイドの判定によりノーゴールとなり、1点ビハインドのままハーフタイムを迎える。

Rampole 150725-A_088後半、ピッチには鈴木に代わって小澤の姿が。前節同様、流れを変える役割が期待された。さらに55分には、疲労も考慮しキャプテンの北野を下げ、新加入の北脇を投入。立て続けの攻撃的な采配の意図は当然、同点ゴールだ。

Rampole 150725-A_069そして迎えた60分、右CKが流れ、ペナルティーエリア左で拾った藤田がDF2人を背負いながらも粘って反転しゴール前に折り返す。ニアサイドで反応した山之内は合わせきれなかったが、こぼれ球をフリーの柿本が押し込み、ランポーレが同点に追いつく。

Rampole 150725-A_098柿本の初ゴールで一気に流れを引き寄せたランポーレは69分、足を痛めた久保に代わってこちらも新戦力の温井を投入。Jリーグから加わった新戦力3人が揃い踏みとなったランポーレは攻勢を強めるが、岐阜もゴール前を固めつつカウンターを狙う。

Rampole 150725-A_110一進一退の攻防の末、ややランポーレが押し気味に進めながらも1-1のまま迎えた後半アディショナルタイム。左サイドのスローインから、北脇、山之内とつなぎ、抜け出した温井が得意の左足からシュート性の低いクロスを送る。飛び出したGKがたまらずはじくと、こぼれ球にいち早く反応した小澤が流し込み、ランポーレが土壇場で逆転に成功。2試合連続となる劇的な幕切れで、2試合ぶりの勝利を手にしたランポーレが暫定首位に立った。

Rampole 150725-A_113次戦は第11節ではなく第12節を先に行い、1ヶ月以上空いた9月13日(日)、FC刈谷とアウェーでの首位攻防戦。第11節は9月21日(月・祝)に行われ、Chukyo univ.FCを石垣池公園陸上競技場に迎えてのホームゲームとなる。