close

東海社会人サッカーリーグ 第9節VS 常葉大学浜松キャンパスFC マッチレポート

2015年7月14日
  • #トップチーム

FUKU8026

4連勝で首位ターンに成功したFC鈴鹿ランポーレは、常葉大学浜松キャンパスFC(以下、常葉大)を石垣池公園陸上競技場に迎えた。

0711繝ゥ繝ウ繝帙z繝シ繝ャ縲€繧、繝倥y繝ウ繝・BZ9R0065試合前には東海地区を守るご当地ヒーロー「グランスピアー」と、鈴鹿市のマスコット「ベルディ」が来場。浴衣・甚平で来場すると「お嬢様聖水」がプレゼントされることもあり、夏祭りらしい雰囲気の中、452人のサポーターが快晴のホームゲームを見守った。

FUKU8026スタメンはGK柴田、DF藤田、榊、村田、大村、MF保﨑、山之内、鈴木、矢野、FW北野、近藤。

0711BZ9R0072 - コピーベンチには、出場すれば開幕戦以来となる小澤が復帰し、小学生チアガール「sperkle★gem」の花道を通ってピッチに入場した。

勝って首位固めを図りたいランポーレだが、常葉大も前半戦を経てランポーレを研究しており、ボールの出所である保﨑や山之内に対して厳しくチェックに行き、効果的な縦パスを封じることでサイドにボールを運ばせ、そこで奪ってカウンターにつなげていく。

FUKU816418分、右サイドを突破され、右からのクロスをファーサイドの田山(16番)が頭で合わせる。ここも柴田がはじいたが、こぼれ球を進藤(34番)が押し込み常葉大学浜松キャンパスFCが先制する。

FUKU8307先制を許したランポーレは、その後もなかなか前線でボールが収まらず、思うようにチャンスが作れない。20分に保﨑が放ったミドルシュートも、ゴール右へとわずかに外れる。
前半終了まであと5分を迎えたとき、ランポーレベンチが動く。矢野に代えてパブロ、鈴木に代えて臼井を投入する。ハーフタイムを待たずして交代カードを一気に2枚も使うことは異例だが、プラン通りに進んでいない試合の流れを劇的に変えたいという意図が感じられた。

BZ9R0242後半、追いつきたいランポーレは立ち上がりから前半以上に前がかりとなり、開始3分には左サイドを抜けた臼井の折り返しをニアサイドの北野が頭で合わせる。しかし、これは合わせきれずゴール右へとわずかに外れる。

すると56分、臼井のパスミスを奪われてカウンター。右サイド進藤(34番)の突破から中田(8番)にゴール前で合わせられてしまい、2失点目を喫する。

反撃に出たいランポーレは57分、保﨑の左クロスにファーサイドのパブロが頭で合わせるもゴール右へ。63分には大村のロングパスに保﨑が抜け出しGKと1対1を迎えるが、追いかけるDFのプレッシャーもありゴール右へと外してしまう。

FUKU880570分、ランポーレも勝負に出る。臼井を下げ、負傷明けの小澤が開幕戦以来の出場を果たす。残された時間は20分。ここからの追い上げが期待されたランポーレだが、78分に3失点目を喫してしまう。自陣ペナルティーエリア内で浅野(9番)にキープを許すと、そのまま振り向き様にネットを揺らされた。

FUKU87590-3という厳しいスコアとなったが、ランポーレの選手たちは諦めない。80分、大村のロングパスに抜け出した北野がGKとの1対1で豪快なシュートを突き刺し1点を返す。するとその5分後、北野が今度はドリブルでエリア内に侵入し、角度のない位置から左足でシュート。一見、無謀にも見えたこのシュートにGKが反応しきれず、ボールはゴールの中へ。あと1点、アディショナルタイムを含めると残り5分以上、観客のボルテージも最高潮に達する。

常葉大は逃げ切りを図りたいものの、前半から飛ばしていた影響なのか、何人か足をつる選手が出てしまい、試合が止まる一方でアディショナルタイムも延びていく。

それでも、疲労が限界に近い最終ラインを助けるべく、常葉大は前線の選手が高い位置からプレスをかけ、前がかりになったランポーレの最終ラインにプレッシャーをかけていく。これにより、ランポーレもなかなか効率よく前線にボールを供給することができず、時間がない中で一度GKの柴田までボールを戻す場面が多くなっていた。

FUKU8924このまま常葉大が逃げ切るかに思われたアディショナルタイム。小澤が危険なタックルで倒され、ペナルティーエリア手前左、直接狙うにはやや遠い位置からのFKを得る。誰もがラストチャンスだと分かるこのセットプレーで、キッカーは保﨑。ファーサイドにふわりと蹴ったボールは、フリーで待ち構えていた山之内の元へ。シュートも打てたはずだが、ここで逆サイドへの折り返しを選択すると、最後は村田が頭で押し込み、劇的な同点ゴールとともに試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

BZ9R0431次戦の第10節は7月25日(土)、前半戦は0-2で敗れているFC岐阜SECONDとの岐阜フットボールセンターでのアウェーゲーム。また、次のホームゲームは約2ヶ月空き、9月21日(月・祝)、石垣池公園陸上競技場にChukyo univ.FCを迎える第13節となる。