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スタジアム問題に関するQ&Aに関しまして

2018年5月19日
  • #ニュース

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いつも鈴鹿アンリミテッドFCをご支援頂き誠にありがとうございます。

山岡暫定社長が三重スタジアム問題に関するクラブの見解と皆様から頂いたQ&Aにお答えさせて頂きましたのでご連絡いたします。

弊社代表 山岡竜二より
三重県鈴鹿市からJリーグ参入を目指す弊チームにとって今回の三重県サッカー協会、及び関係者の皆様の半年間にわたるスタジアム建設に向けた協議、報告書の提出に関し感謝と御礼を申し上げます。
2016年にJリーグが三重交通Gスポーツの杜鈴鹿を視察し、Jリーグ基準に達していないとの回答を受けて以来、三重県からJリーグを目指す弊チームにとってスタジアム問題は大きな課題となりました。
そこに昨年に就任された岩間会長に、三重県サッカーへの熱い想いと、財界で培われた強靭なリーダーシップを発揮していただき、Jリーグ基準のスタジアム建設に向けて昨年9月にスタジアム整備会議の議長として推進して頂いた点につき深謝申し上げます。

Q1:今回、三重県サッカー協会が立ち上げた「スタジアム整備準備会議」での報告書に関してまして、鈴鹿アンリミテッドはどのように関係しているのでしょうか?
A1:今回の報告書に関しましては、我々は事前に一切関係しておりませんし、中身に関しても全く知らされておりません。
内容に関しましては、岩間会長が4月12日に鈴木三重県知事に訪問する前に、関係者から、数ページだけの抜粋された書面で報告を受けただけで、正直内容以前にこれだけ重要なことが事後の形でないと報告されないことは、ネガティブな意味で驚きしかありませんでいた。

Q2:ということは、この報告書に対しては鈴鹿アンリミテッドは反対の立場になるのでしょうか?
A2:確かに報告書の内容に関しましてはかなり疑問の部分が多いのは事実です。
しかしながら、岩間会長が就任以来、三重県サッカー界を推進していただき大変感謝しております。県内の財界をリードできる岩間会長でなければこのような「スタジアム整備準備会議」の実行や「県民推進会議」の立ち上げは難しかったと思います。
結論から言いますと、鈴鹿アンリミテッドとしては目指すところ、目指す気持ち、そして三重県への想いは岩間会長と全く同じだと考えます。
ただ今回の報告書に関しましては、大いに異なる部分があるのかなといった印象です。

Q3:事前のスタジアム整備準備会議になぜ加わっていなかったのですか?
A3:弊チーム含め、3チームとも加わっておりませんでした。今後開かれる県民推進会議から参加要請があると聞いております。

Q4:では、ここから報告書の内容に関して具体的に聞いていきたいと思います。
まず、ずばり報告書にあります「オール三重」で応援できる県民クラブの創設し、その県民クラブを頂点とし、既存の各クラブがそれぞれの基盤を生かす事はありえるのでしょうか?
A4:具体的にどのような形かは現時点では分かりませんが、報告書に書いてある内容をもし我々に求められたとしたら選択肢は2つしかありません。
1つ目は、きっぱり断る。
2つ目は、きっぱり断った上で、オール三重を強要される、もしくは何らかの嫌がらせ等を受けた場合には、最終的には我々から三重県を出て行くことも否定しません。

Q5:もし三重県から出ていくとなった場合、どこに行くのでしょうか?
A5:それはあくまでも仮定の話ですの、今の段階では何も具体的には考えておりません。

Q6:何故、「オール三重」に反対なのでしょうか?
A6:三重県には絶対的な中核都市が存在せず、中規模の都市が点在しております。その都市を一体化させる高度なアイデンティティとして「オール三重」があると認識しております。
考え方には賛同できますが、オール三重で戦う場合、現時点では責任所在が未詳であり、逆に成長が鈍化する恐れを懸念しております。また3チームが高度に連携する上で成り立つ訳ですが、スタジアム建設候補地から考えると、私共だけでなくFC. ISE-SHIMAにとってもオール三重の活動をする意義が見つけにくくなっております。

Q7:一部では「オール三重」といいながら、JFLで戦うヴィアティン三重にJ3ライセンスを取らせるためのスタジアム建設推進計画じゃないかといった穿った見方もあるようですが?
A7:まさに我々も全く同じ感想を持ちました。初めにお答えしたように岩間会長のお考えや信念に関しましては、一切の疑いはありません。
しかし出てきた報告書は「ヴィアテイン三重救済計画」と言わざるえない印象を受けました。

Q8:どのあたりが「ヴィアテイン三重救済計画」と捉えられたのでしょうか?
A8:10か所の候補地の中で、鈴鹿市が1か所、四日市市は8か所と菰野町が1か所、選定されております。地理的に富双緑地公園は四日市駅よりも更に北東部に位置し、桑名市と四日市市の中間の地点となっております。また菰野町は、四日市市の西部に位置しており、鈴鹿市からと桑名市からは同等の距離でありますが伊勢市、志摩市からは遠く離れており、仮に伊勢市内からサポーターが応援に行くとなった場合、片道100kmで高速代も2000円強かかる計算となり、とてもFC. ISE-SHIMAの事を考えた候補地選定とはなっておらず、両候補地ともヴィアティン三重が利用しやすい立地であると捉えざるを得ませんでした。

Q9:
A9:

Q10:では逆に、三重県に必要なサッカースタジアムはどのように考えているのでしょうか?
A10:鈴鹿市で活動している以上、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿のメインスタジアム改修がベターであると考えております。同スタジアムが1992年のオープン以来、現在までも三重県サッカーの聖地として多くの県民の皆様に認知されております。2016年末にJリーグの視察が入った際は、J3基準にスタンド数不足や照明不足などの指摘を受けております。しかし、改修コストを考えると、J3参入にあたり新設スタジアムに比し低コストで基準をクリアできます。
一方、鈴鹿市で活動しているチームとして誤解を恐れず申しますと、正直なところ三重交通Gスポーツの杜伊勢 陸上競技場が適切ではないかと、思考しております。と言いますのは、2021年の三重国体のメイン会場となり、新たな三重県スポーツの聖地ともなり得る場所と思っております。国体に向けて大改修を行い、メインスタンドの客席は屋根で覆われております。Jリーグ基準を満たすために照明を1500ルクスに改修する必要は出て参りますが、県民の皆様の追加負担を考えると、新設スタジアムに比し少なく、また多くの税金が投入された大切な資産の有効活用ができると考えております。Jリーグを見た時も、J1のVファーレン長崎、J2のレノファ山口FC、ファジアーノ岡山といった新興チームはやはり国体で盛り上がったスタジアムをそのまま活用して、地域の活性化に繋げております。J1の長崎がようやく自前スタジアム建設に向けて動いておりますが、私たち三重県も前例を参考に、三重国体の機運を有効活用する必要があると感じております。更には他チームのサポーターを三重県でおもてなしをする際、伊勢の知名度は、伊勢神宮や伊勢志摩サミットから恐らく県内ナンバーワンであり、伊勢神宮への参拝客で年中観光客を受けいれておりホスピタリティも整っていると考えております。

Q11:三重交通Gスポーツの杜鈴鹿の改修に関して
A11:2016年12月にJリーグのスタジアム担当者に視察に来ていただきました。J3参入に向けて主な改修点は大小さまざまな指摘を頂きましたが、大きなところで言うと、スタンド不足と照明不足となっております。照明を改修するためには約8億円かかると聞いた記憶があります。スタンド不足は約2000席の増設が必要となり、バックスタンドの固定席の設置が必要となる見込みです。全体で8~9億円の追加費用となりますが、新らたなスタジアムの建設と比べますと、1/10以下で改修できます。

Q12:最後の質問です。ずばり聞きます。山岡さんは何故、すぐに表に出てきて説明されるんですか?Jリーグの社長などは、サポーターがスタジアムに居残ったり、バスを囲んだりなど、ある程度強く要請しないと説明に出てこない印象なんですが、山岡社長は要望されていなくても出てくる感じがいています。
もしかしてなんですが、山岡さんはただ出たがりなだけじゃないんですか?
A12:その通りです。正直、ここまで出ていく必要はないということは認識していますが、例えどれだけネガティブな内容の説明であったとしても、多くの皆様の前でお話できることに無上の喜びを感じております。